2品で100億円計画～市場の活性化図る
日清ヨークは、「ピルクル」の新商品発表会を9月24日に本社で開催。「ピルクル エイジングライフ」と「同 免疫スタイル」（各65ml×８本）を9月29日から上市する。価格はオープン（参考価格368円）。前田健二社長は「フードテックとマーケティングによる新商品」と期待を寄せ、初年度100億円の販売目標を掲げた。
ゴクゴク飲める乳酸菌飲料「ピルクル」は、1993年発売から32年目を迎え、近年は「ミラクルケア」（2022年発売）や「ひざアクティブ」（23年）など機能性商品を相次ぎ上市し積極的なマーケティングを展開。直近の売上高は、9年連続で過去最高の更新を継続している。一方、マーケット（24年度1262億円／インテージＳＲＩ＋）は睡眠ケア商材の一服から23年、24年と減少傾向が続く。犬飼美穂子マーケティング部長は、「ピルクル」から新領域の新商品2品を発売することで市場の活性化を図っていく考えを示した。
研究開発期間はおよそ5年。機能性表示食品「ピルクル エイジングライフ」は、抗酸化作用を持つＤＤＭＰによる〝記憶力〟と〝肌の弾力〟の維持をサポートする。ＤＤＭＰとは抗酸化作用を持つポリフェノールに似た成分で、プルーン等に含まれるが、乳酸菌飲料に含まれることを同社が初めて発見。ヒト試験における言語記憶力と肌の優位性を確認済み。ピルクルのおいしさをそのままに、すっきりとした甘さに仕上げた。生きたまま腸に届き便通を改善する乳酸菌ＮＹ1301株を600億個配合する。メインターゲットは40～50代女性。テレビＣＭを10月27日から放映する。
機能性表示食品「ピルクル 免疫スタイル」は、乳酸菌ＮＹ1301株400億個に加え、酢酸菌ＧＫ―１90億個による〝健康な人の免疫機能の維持に役立つ〟機能を付加した。ユニークなテレビＣＭを10月14日から放映。家族の〝免疫対策〟として提案する。
売場では既存の「ピルクル ミラクルケア」とともに「ピルクルなら見つかる！あなたにぴったり健康パートナー！」のキャッチコピーで、機能性シリーズをアピールしていく。なお9月25日に西日本の拠点・関西工場の生産設備を増築、竣工する。
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