新メッセンジャーに西島秀俊を起用／サントリー

好調「サントリー生ビール」27年に1000万ケース目指す

ＣＭに出演する山﨑さん㊧と西島さん

梅原副本部長

サントリーは、「サントリー生ビール」の新テレビCM「ものすごく生」篇を2月3日からオンエア。〝ブランドの顔〟の山﨑賢人、上白石萌音に新メッセンジャーとして西島秀俊が加わった。上白石さんが営む「定食屋えがお」に客として訪れた山﨑さんが「とりあえず生で！」と注文すると、「とりあえず」という言葉に引っかかった店員役の西島さんが「生ビール愛」についてユーモラスに語り出す内容に仕上がっている。

オンエアに先駆け1月27日にはCM発表会を都内で開催。山﨑さんはCM出演3年目を迎え、「自宅、飲食店でいつも『サントリー生ビール』を楽しんでいる。特に撮影後の一杯がおいしい」とコメントし、CM初共演の西島さんに対しては「仲間が増えて嬉しい」と笑みをこぼした。一方、西島さんは普段から生ビールが大好きでよく飲んでおり、「CMでも役作りなく挑めた。これから多くの方に『サントリー生ビール』のおいしさを伝えたい」と抱負を語った。

また会場では、同社ビール・RTD本部の梅原武士副本部長がプロモーション計画について説明した。「サントリー生ビール」は缶、業務用瓶・樽で展開し、2024年（1～12月）の販売量は626万ケースと前年比157％、計画比104％と大きく飛躍。飲食店での取り扱い店舗数は2万店を突破、「絶対もらえる！ＭＹサン生ジョッキ」キャンペーンが好評を博したほか、若年層へのアプローチ策も奏功し40代以下の飲用量は前年比130％と伸ばした。

そこで25年は「生ビールは好きですか？」をコミュニケーションテーマとして、CMをはじめ、「生」を強調したパッケージデザインによる「生ビール」らしさの強化、取り扱い店舗2.5万店への拡大、若年層へのアプローチを継続。梅原副本部長は「生ビール訴求をさらに力を入れることで、消費者の飲用意向を強く喚起し、27年には1000万ケースブランドを目指す」と大きな目標を掲げた。