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上野東照宮で黒豆奉納式 松平健も参列/フジッコら丹波黒黒豆奉納委員会

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松平さんが、今年の漢字に「喜」を披露

江戸時代中期から続いた徳川将軍家への黒豆献上が、およそ160年の時を経て再現。2023年に続き、12月12日に令和六年「黒豆奉納式」が東京の上野東照宮で開催され、17年ぶりに復活する「新・暴れん坊将軍」(テレビ朝日系ドラマ/2025年1月4日)で、八代将軍・徳川吉宗役としても活躍する俳優の松平健さんが参列した。

黒豆奉納式は、江戸時代に丹波国篠山藩主が丹波黒を徳川幕府に時献上したとされる史実に則り、フジッコが結成した黒豆奉納実行委員会が初代将軍家康公、八代将軍吉宗公、十五代将軍慶喜公が祀られる上野東照宮の金色殿で行った。今年は徳川宗家第19代当主の徳川家広氏、俳優の松平健氏、フジッコ福井正一社長、小田垣商店小田垣昇社長が参列し、今年収穫されたばかりの兵庫県産黒大豆「丹波黒」を神事に則り奉納した。

奉納式後には、新年の季語「黒豆」を使って地元の都立上野高等学校文芸部の生徒が詠んだ俳句の中から松平さんが「黒豆の 甘さなつかし 祖母の顔」を選定。さらに松平さんが今年の漢字一文字「喜」を披露した。その後も境内で行われた黒豆のふるまいや黒豆つかみゲーム(15日までの3日間)にも参加し、境内の参拝者からは喜びの声が聞かれた。

この他にも上野東照宮そばの上野精養軒本店レストランでは、丹波黒黒豆を使ったメニューが2月3日までの期間・数量限定で提供される。
なお、兵庫県丹波篠山市の名物・丹波黒黒豆は、黒豆の中でも特に粒が大きく、煮ても皮が破れにくく、よく膨らむのが特徴。タンパク質や食物繊維、カルシウム、鉄分、ビタミン、大豆イソフラボンなど栄養素が豊富で、特に黒豆にはポリフェノールが多く含まれる。

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