eスポーツ中に食事取るならコレ!!
日本ハムは片手で食べられる究極のタイパラーメン「BOOST NOODLE(ブーストヌードル)」(スタウトパウチ入り120g、税込660円)を7月27日から新発売。eスポーツ市場で、ゲーム中に食事が取れるゲーミング商品として、ECなどを中心に展開する。
同社では若手開発者からアイデアを募る開発甲子園を7年前から実施。今回のブーストヌードルも、2022年の開発甲子園で、優秀作品に選ばれたもの。開発者自身がゲーマーで、ゲーム中に機器を汚さず片手で食べられ、かつ食事性の高い商品を思い描いたことが始まりだ。
というのも長時間をかけて行うeスポーツの中で、栄養補給といえばゼリー飲料ぐらいしか見当たらず、味のマンネリ化や、間食にとどまるメニューにも不満があった。とはいえワンハンドで食せるパウチ入りという形態は魅力。そこでオンライン対戦ゲーマーの中心層である20~30歳代が好むラーメンメニューをパウチに詰め込むことを考えた。
サンプリングを行うと、アイデアは評価されたものの、味わいが課題とされた。試行錯誤の上で濃厚な魚介醤油豚骨味で、うま味を強めたところ高評価を得た。製造は外部委託を想定していたが、対応可能な企業が見つからず自社の茨城県内の工場にラインを導入。
商品内容は短くカットしたコンニャク麺、チャーシュー、メンマがゼリー状の濃厚魚介豚骨スープと絡み合った状態で入っており、おいしさと食べやすさを追求した(特許出願中)。
初年度の売上計画は策定していない。目標を決め、その達成に向け販促を強化する従来型の売り方ではなく、発売以降もユーザーの声を取り入れ進化させる。このためターゲットは当面、ゲーマーのみとして、今夏以降のゲームイベントにも参加予定。
夜食や忙しい時の手軽な栄養補給など、用途拡大は考えられる。ただそうなるとコモデティ商品として価格対応が求められたり類似品が登場したりと、せっかくの新需要創造型の商品が長続きしない可能性も。あくまでコアなユーザー層に入り込み、オンリーワン商品として確立する構え。
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