全国26の酒蔵の「生酒」を凍眠技術で提供
テクニカンは、「獺祭」で人気の旭酒造や南部美人など全国26の酒蔵とコラボし、急速冷凍装置「凍眠」で凍らせた搾りたての生酒33銘柄の販売を5月19日から開始した。
通常、日本酒は長期間保管するため火入れ工程による殺菌処理を施すが、フルーティでみずみずしい口当たりが特長の生酒は火入れを行わない。そのため鮮度保持が困難で、いくら冷蔵管理しても搾りたてを保つことは無理とされる。しかし「凍眠」で冷凍すれば、アルコールと水分の分離も非常に少なく、蔵で搾りたての味わいを長期間楽しむことが可能。さらに国内だけでなく、冷凍輸送できれば海外の日本酒ファンに届けることもできる。
5月18日には、19の酒蔵の代表者らによる記念イベントを冷凍食品専門店「TOMIN FROZEN」(横浜市都筑区)で開催した。トークショーでは、南部美人の久慈浩介社長が、「凍眠の技術を活用すれば生酒の味わいを半永久的に保持できる」と絶賛。さらに海外進出、長年保存することでアーカイブとしての使い方もでき「凍眠の日本酒が当たり前になれば、日本酒の世界が変わる」と大きな期待を寄せた。
なお「TOMIN FROZEN」では、販売のほか5月20日から5週にわたり週替わりで各銘柄が楽しめる試飲イベントも行う。
「TOMIN FROZEN」オンラインショップ
https://tominfoods.base.shop/
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