「鏡月」から初の缶入り酎ハイ
サントリースピリッツは、高まるハイボール人気を焼酎にも取り込もうと甲類焼酎「鏡月」の炭酸割り提案を強化する。鈴木あき子執行役員RTD・LS事業部長=写真=は3月1日に都内で会見し、需要創造に向けた取り組みを説明した。
近年家庭内における無糖炭酸水の使用頻度は飛躍的に上昇しており、特にウイスキー、焼酎といった酒類の割り材としての用途は過去5年で2.5倍に拡大した。またレモンサワー、ストロング系といった缶入りRTDの台頭で、焼酎ユーザーが家庭で炭酸割りを作る機会も増加。さらにコロナ禍における家飲み需要が拍車をかけた。こうした環境下、焼酎の炭酸割りの需要が拡大すると考え、柔らかくまろやかな味わい、強いブランド力がある「鏡月」から新商品を開発した。
ブランド初の缶入りRTD「鏡月焼酎ハイ」(350ml缶、141円。アルコール分7%)を3月2日に発売した。糖質・プリン体・甘味料ゼロの甘くないすっきりとした味わい、〝炭酸感キープ製法〟で炭酸が持続する中身に仕上げた。好みの濃さ、量が作れる「炭酸割り専用 鏡月焼酎ハイ」(700ml瓶、998円。同30%)も発売。いずれも「ちょい搾レモン」「すっきりドライ」の2フレーバーを展開する。
初年度販売目標は「鏡月焼酎ハイ」140万ケース、「炭酸割り専用 鏡月焼酎ハイ」10万ケース。「鏡月焼酎ハイ」は中長期的には700万ケースを計画し、鈴木執行役員は「RTD市場のトップテン入りを果たす」と意気込みを見せた。
発売に合わせ、女優の松本まりかを起用した新テレビCM「はじめてのチュウ」篇も放映する。松本さんは楽曲「はじめてのチュウ」を口ずさみ、「鏡月」初の「焼〝酎(チュウ)〟ハイ」を印象付ける。会場に駆け付けた松本さんは、新商品について「クセがなくてどんな料理にも合う。たくさんの方に飲んでもらえるよう、魅力を伝えたい」と話した。
CM動画(公式Youtube)チャンネル
「はじめてのチュウ」篇
30秒:https://www.youtube.com/watch?v=zejlZyfE1fE
15秒:https://www.youtube.com/watch?v=g6_dL2IITfs
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