サイクロイド曲線応用
Mizkanは家庭での手巻き寿司普及を目的に、「手巻き元年プロジェクト~究極の手巻きへの挑戦~」を今年5月に発足。7月4日、同プロジェクトが完結したことから、動画と業界初の「サイクロイド手巻き寿司」を家庭で楽しめる特製海苔型シートをWEBサイト上で公開した。
同プロジェクトでは千葉工業大学創造工学部デザイン科学科の佐藤弘喜教授監修のもと、手巻き寿司を支える〝海苔の形状〟に着目。手巻き寿司が持つ美しさとデザイン科学を融合した新たな形を追求し、辿りついたのが〝サイクロイド曲線〟。
このサイクロイド曲線を業界で初めて手巻き寿司に活用した。元来、同曲線は日本古来の神社建築の屋根や古代建造物などに見られるもので、佐藤氏は同曲線を活用するこで「海苔の平面を円錐状の立体に立ち上げて食べるというダイナミックな変化の面白さが増すことが分かった」と「サイクロイド手巻き寿司」の魅力を語る。
なおサイトでは、サイクロイド手巻き寿司シートのダウンロードもできるほか、これまでのストーリーを紹介している。
2019年7月15日付