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25年度は1.2兆円計画/イオンG

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トップバリュ新商品を発表

レンジ商品が進化

土谷社長㊧と森常之副社長

イオンは3月6日、イオンモール幕張新都心でトップバリュの2025年度の取組みや春の新商品について説明した。24年度は2500品目の新商品を発売し、2月期末のトップバリュ売上高は1兆800億円を見込む。

3~1月の売上が2桁伸長しているだけでなく、利益高は110%超で、0.6%の利益改善を果たしている。25年度も2500品目の新商品を予定しており、売上目標は1.2兆円に設定。トップバリュは合計7500~8000品目の品ぞろえ規模だが、その5分の1を毎年入れ替えることで活性化を図る。

イオントップバリュ・土谷美津子社長によると1~3月のトップバリュは「今までで最も伸びていると実感」するほど支持率を高めており、ウインナー入りパン、焼そばパンなど「炭水化物+簡便・即食」の特性を持つ惣菜パンが売れ筋という。またコメの代替需要を受けて冷凍麺が物量では大きく伸長しているほか、野菜類の多くが高騰している影響で冷凍野菜も売れていると話した。

その土谷社長がイチ押しで紹介したのが「トップバリュベストプライス スライスきゅうり」。スライス済みの冷凍きゅうりで、水分量が多い野菜は冷凍が困難という常識を、近年発達が目覚ましい急速冷凍技術により覆した。これまで業務用市場では展開されてきたが、安定供給できる体制が整い、2月12日からイオングループ600店舗で販売を開始。早くもリピーターが続出しているという。250g、198円。

きゅうりの冷凍を実現

このほか炒めずにレンジ調理のみで本格中華が楽しめる「トップバリュ レンジでできる!中華 炒めないの素」は2月18日から1860店舗で展開。1人前×2袋、198円。特殊加工の発熱シートを採用することで、レンジ調理ながらしっかりと焼き目をつけることを可能とした「同レンジで焼きたて餃子」などのチルド3品種は3400店舗で販売。198円。

3月からはMZ世代など若者需要を刺激する商品も発売。6日発売の牛乳と混ぜると果物由来のペクチンの作用でプルプル食感のデザートになる「たべるお酢Sweets」は、牛乳売場での関連販売と食酢売場での展開を計画。45㎖×3/278円。食酢関連は飲用酢なども新発売する強化カテゴリー。

4月上旬には直営牧場の高品質なタスマニアビーフを100%使用した「トップバリュ グリーンアイナチュラル タスマニアビーフ パティステーキ用」2品を新発売。ハンバーガー素材として知られるパティをステーキとして新提案するもの。噛み応え、食べ応え、肉のうま味をしっかりと実感できる期待の商品。1枚150g、798円。

2025年3月17日

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