卸事業は利益改善進む
三菱食品は11月7日、2025年3月期第2四半期決算を本社で発表。京谷裕社長が上期の状況および中計の進捗について説明した。
第2四半期業績は連結売上高1兆593億1200万円(前年同期比101.1%)、営業利益139億3800万円(102.0%)、経常利益144億1500万円(98.3%)、親会社株主に帰属する中間純利益100億3000万円(98.7%)。
国内卸売事業はCVSやDSとの取引が堅調に推移し売上高は前年クリア、全体の増収にも貢献。同事業単体では利益改善が進み経常増益に。ブランド開発事業については新規ブランドの投入が増収に寄与したが、輸入商品在庫の処分販売を実施したことで利益率が悪化。さらに海外での関連会社における一過性の損失等により、全体の経常・中間利益は減益となった。ただ、減益要因が一過性であることや微減にとどまったことから京谷社長は計画の進捗は「予定通り順調に推移している」と評価した。
通期計画は売上高22兆1300億円(102.1%)、営業利益315億円(106.7%)、経常利益330億円(105.1%)、親会社株主に帰属する当期純利益228億円(101.0%)で、経常・中間純利益4期連続の過去最高益の見通しは据え置きとした。
なおケース単価は合計で3058円(3.12%増)。カテゴリー別では加工食品2548円(2.28%増)、冷凍・アイス4117円(1.45%増)、酒類3502円(2.79%増)、菓子2718円(6.16%増)。
2024年11月18日付