食べるコーヒー「YOINED(ヨインド)」誕生
見た目、食感は完全にチョコレート。しかしカカオ豆は一切含まれず、原材料に使われているのはなんと微粉砕したコーヒー豆。特許技術によりコーヒーの香りをまとわせており、口に入れた瞬間、コーヒーの香りが一気に広がる。それがUCC上島珈琲が、日本初の独自製法で生み出した飲まないコーヒー「YOINED(ヨインド)」だ。
目指したのは〝究極のコーヒーの香り〟。コーヒーは抽出後、どうしても残渣が出てしまうため、焙煎豆の味と香りを余すことなく全て味わうことができないかと考えた。そこで長年培った知見を駆使し、コーヒー豆粉砕物とコーヒーオイルを植物油脂でコーティングすることで新鮮なまま香りを閉じ込める特許技術を開発。それをチョコレート状に固めた。飲むのではなく食べることでコーヒーの香りの余韻が楽しめる「YOINED」が誕生した。
コーヒー豆は、心地よい酸味と華やさが特長のエチオピア・シャキッソ地区産を使用。コーヒー豆配合量40%の「CRAZY BLACK」、同15%の「MELLOW BROWN」各3枚を化粧箱に詰め(1箱税込2,700円)、全国の百貨店に入る直営店、ECサイトなどで11月1日~来年3月末まで数量限定で発売する。
「UCCが取り組むコーヒーの新たな価値の追求、挑戦する姿勢を象徴する商品が出来上がった」。里見陵副社長は、10月26日に東京本部で開いた会見で、飲むだけでは味わえない豆本来の甘み・酸味・苦みをダイレクトに味わえる画期的な商品だとして喜びの声を上げた。最近は、リラックスのために一人でアートや音楽に浸る時間を「ヒタ(浸)活」と呼び注目されている。「YOINED」は「ヒタ活」には好適だとし、一日の終わり、休日などに、お酒やコーヒーとのペアリングも提案する。
「YOINED」ブランドサイト
https://www.ucc.co.jp/yoined/
2023年11月6日付