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コスタコーヒー 総合ブランド化へ/コカ・コーラ

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本場ヨーロッパの上質な「手入れコーヒー」

コカ・コーラシステムが、ヨーロッパで人気のプレミアムカフェブランド「コスタコーヒー」を国内で本格展開する。PETボトルコーヒーを4月26日(一部流通は12日)から発売し、今後カフェ、家庭用レギュラーコーヒーも視野にトータルコーヒーブランドとしての地位を確立する。

「コスタコーヒー」は1971年に英国で創業。ヨーロッパを中心に41カ国で3800店舗以上のカフェを展開しており、19年からコカ・コーラグループとなった。日本でも首都圏の約180カ所で「コスタコーヒー」を提供しているが、今回PETボトルコーヒーを導入することでさらなる認知拡大を図る。

新商品は「コスタ ブラック」(270ml広口PET、158円)、「同 カフェラテ」(同、167円)の2品。レインフォレスト・アライアンス認証コーヒー豆100%で、通常のPETボトルコーヒーの1.3倍の豆を使用。日本人の嗜好に合わせた深煎りローストを高圧抽出することで、深いコクとまろやかな後味に仕上げた。「カフェラテ」には国産牛乳のみを使う。発売に合わせテレビCM、デジタル、店頭など強力プロモーションも計画する。

5日のオンライン会見で日本コカ・コーラのホルヘ・ガルドゥニョ社長=写真=は、新商品についてコーヒーの本場ヨーロッパで培った上質な「手入れコーヒー」が、PETボトルで手軽に楽しめる価値に自信を見せた。コーヒーの主力「ジョージア」が万人に向けたブランドに対し、「コスタコーヒー」はカフェユーザーなど本格感を求めるこだわり派を狙う。レギュラーコーヒーなど飲料製品以外も計画しており、早期のブランド認知を目指す。

また8日には日本コカ・コーラ本社(東京・渋谷区)で試飲会を開催し、バリスタの佐藤宇宙氏がメニュー監修する外食業態の構想を説明。直営カフェの出店を目指し、現在は東京・銀座にポップアップショップ、キッチンカーで商業施設を巡りブランドの認知向上を図っている。店舗では豆の個性を生かす、日本人好みの中煎りコーヒーを提供する。佐藤氏は一押しメニュー「フラットホワイト」を実演し、専用マシンで抽出したエスプレッソにスチームドミルクで絵を描く技を披露した。

佐藤氏がフラットホワイトを実演

直営カフェの出店を目指す

コスタコーヒー https://c.cocacola.co.jp/costacoffee/

2021年4月19日付

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