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展示会

高知で2年ぶりに展示会 リアルの価値を再認識/旭食品

投稿日:2021年7月9日

テーマは〝大切にしたいこと〟

旭食品は2年ぶりの展示会「フードランド2021」を高知ぢばさんセンター(高知)で7月7~8日に開催。全体テーマは「新しい食のカタチ~たいせつにしたいこと~」を掲げた。

得意先小売業からはリアル展示会が無いと情報入手が困難、地域メーカーからも販路開拓のため開催の要望があり対策を徹底し実施。密を避け館内放送であいさつした竹内孝久社長は、コロナ禍で人との関係性の大切さを再認識したとし「現物を見てバイヤーと話すことで理解が深まるなどリアル展示会には良さがあり、人の思いが商品に乗る」と思いを伝えた。

会場では感染防止の観点から、事前登録制で出展は1小間3人(入場2人)、来場者も少人数の参加を呼び掛けた。出展308社(前315)、来場200社480人(640社1895人)はバーコード付き名札で管理。マスク着用や検温、健康チェックシートに加え、看護師の配置と抗原検査キットも準備した。換気強化や大小間を無くして通路を3mから3・6mに拡大したほか、試食はフェイスシールド・マスク・手袋着用で料理は小分けにしてフタ付き容器などで提供した。

提案の切り口は「地域をたいせつにする」(ご当地品)など大切にしたいもの。「気分転換」(行楽・アウトドア、プチ贅沢)、「楽しみ」(銘店、エスニック、映え)、「時間」(時短簡便、冷食)、「健康」(免疫力アップ、糖質オフ、減塩、健康油)、「環境」(リプレイス食材、エシカル消費)、「家族」(UDF)。

注目の自社商品は旭フレッシュのゆずぽん酢から、ゆず果汁を30%増量した「30周年記念ゆずづくし」。「高知県産 直七ポン酢」「土佐のつぶドレ」や、「にっぽん問屋」にアーモンド小魚などカップおつまみも紹介した。

キラリフーズは高品質もち麦、フーデムは冷凍食品「シャトーブラン マカロン」「海鮮日和 アトランティックサーモン」、デリカサラダボーイは賞味期限を延長したMAP商品や松山ひじき使用商品、大倉はサーモンスライスなどをPR。

NBを含む部門提案や地域メーカーも充実。食品・菓子は健康感などで拡大する大豆ミート、脱プラなどエシカル商品を大陳。地域を応援する5支社イチオシ商品も。酒類は家飲みプチ贅沢やアウトドア、地酒、糖質糖類ゼロ・オフなど。低温は銘店、秋冬の味覚サツマイモ・クリ・カボチャ商品、スイーツ、冷食、ご当地の豆腐や揚げ、レトルトおでん。業務用は映える商品としておむすび・バーガーなど社員考案メニューも紹介した。

会見で竹内紘之副社長は「営業人員の多さが強み。展示会のほか得意先には足を運んで貢献したい」と説明。来場できなかった得意先には、短い新商品紹介動画による訪問プレゼンを検討中。

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