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新価値創造プロジェクト」始動/サントリービバレッジ&フード

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タイ、日本で第一弾商品を展開

大塚部長㊧と三谷京平氏

サントリービバレッジ&フードは、新たな成長戦略として「新価値創造プロジェクト」を立ち上げた。従来の飲料事業の枠にとらわれず、生活者の視点から新しい商品や価値を生み出すことで、国内外での成長を目指し、タイと日本で第一弾商品も展開する。

これまでの飲料開発は、「消費者」として商品カテゴリー内での選択に注目する傾向があった。しかし、飲料を生活全体の中で捉える「生活者」視点へと発想を転換。日常の中でどのような役割や価値を提供できるかを重視し、新たな需要の創出につなげる。

この取り組みを担うのが、昨年4月に新設された部署「新価値創造部」。マーケティング、研究開発、各国の事業部門が連携した三位一体機能で、購買データの分析と人々の価値観や行動の理解を組み合わせ、多角的にニーズを把握する。世界8カ国での調査結果をまとめた独自の分析基盤「Future Adventure Map」を活用し、市場の変化や新たな機会を素早く捉える体制を整えた。戦略の柱は「ウェルネス」と「ムードシフト(気分の変化)」の二つ。健康志向の高まりを受け、ウェルネス分野の商品開発を強化するとともに、気分転換や楽しさを提供する商品にも力を入れる。

プロジェクトの第一弾商品として、3月上旬からタイでハイドレーション飲料「Suntory Hy! Water Lock」を発売。タイ都市部では、冷房の効いた環境で長時間過ごすオフィスワーカーが増えている生活実態に着目して開発した。喉の渇きを潤すだけでなく、体内の水分保持を意識した、新たな飲用価値〝True Daily Hydration〟を提案し、3月の出荷量は計画比1.8倍の好調なスタートを切っている。

また国内では「飲むサプリ」シリーズとして、「ロコモアWATER」「セサミン1000」(各500mlPET、170円)を4月14日から新発売(2品とも一般食品)。健康志向が高まる一方、サプリメント利用率は全世代で約3割にとどまる。そこで、日常の水分補給の延長線上で手軽に、おいしく栄養を取れる健康習慣の新たな選択肢として開発した。

4月7日には都内で会見を開き、新価値創造部の大塚匠部長は、「サントリーはこれまで、ブランド、カテゴリーを超えた新価値創造で新鮮・驚き・共感を提供してきた」と語り、プロジェクトの概要を説明。今後、国内では新しいフォーマットへの挑戦、海外では既存のカテゴリーにとらわれない商品展開を進める。さらに国内外事業共通してユニークにポートフォリオを拡充し、総合食品酒類メーカーであるサントリーグループの総合力をいかし、「1,000万ケース級の新価値創造を目指す」と並々ならぬ決意を示した。

「飲むサプリ」誕生

タイでも新商品

「サントリービバレッジ&フード」サイト
https://www.suntory.co.jp/softdrink/company/

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