THE FOOD WEEKLY

Pickup 小売

ベストプライスが牽引「トップバリュ」売上高1.2兆円/イオン

投稿日:

NB値上げ続く中で、価格戦略と価値進化で100周年盛り上げる

イオンは2月25日、イオンモール幕張新都心で2026年度トップバリュ方針および「株式会社化100年」記念企画を発表した。イオン取締役執行役副社長商品担当でイオントップバリュ代表取締役社長の土谷美津子氏、イオントップバリュ取締役商品開発本部長の髙橋幹夫氏が登壇した。

値上げ環境下で「価格戦略」を再定義
食品・飲料分野では値上げが続く。同社説明では、2025年(1~11月)はNB商品で2万609品目超、平均15%上昇。2026年(1~4月)も3,593品目超、平均12%の値上げが見込まれる。
こうした生活防衛志向が強まるなか、トップバリュは2026年度方針として「価格戦略で、暮らしの豊かさを取り戻す」を掲げた。売れる数量を起点とする7プロセス(数量設定、計画開発、最適調達、仕様標準化、販売数量合意、発売前品質確認、計画数量の売り切り)を徹底。スケールメリットを生かした計画生産・計画販売により、安定価格と品質の両立を図る。
原材料・調達ルートの集約や物流再構築も推進。販売実績と気象データの相関を活用した需要予測の高度化により、在庫最適化と機会損失削減も進める。

売上1.2兆円へ、ベストプライスが牽引
2025年度のトップバリュ売上高は約1.2兆円(前年比110%超)を見込む。ベストプライスラインが成長を牽引し、値入ミックス改善により利益率は1.5ポイント向上した。
ヒット商品では、「ワントレー」シリーズが累計400万パック(前年比300%超)、「マヨネーズ」類が1,200万本(同140%超)。「トルティーヤ」シリーズは累計500万パックを突破し、2025年度単年でも100万パック超と伸長した。

株式会社化100年、年間通じ記念商品展開
イオンは1926年9月、「株式会社岡田屋呉服店」として株式会社化し、2026年に100年を迎える。トップバリュでは3月1日から順次、全国のグループ店舗で記念商品を展開する。
企画の柱は①サステナブル商品、②復刻・進化商品、③「100」にちなむ増量・記念価格商品の3本柱。
具体的には、抗生物質・合成抗菌剤不使用で育てた「純輝鶏」関連商品を強化。4月29日に「純輝鶏使用サッとつまめる!鶏皮から揚げ」(200g、498円)を発売するほか、通常150gを260gに増量した「純輝鶏使用生つくね」も投入する。
3月17日には「平飼いたまごのタルタルソース」(210g、398円)を発売。3月1日には東北・関東限定で「一度も凍らせない細切りめかぶ」も展開する。
なお、株式会社化100年の節目に合わせ、3月には増量品83SKU(販売計画800万個)、記念価格品25SKUを展開。さらに67SKUも記念価格で販売する。9月にも同様の施策を予定しており、年間を通じて記念企画を強化する。

春の新商品、猛暑対策も強化
猛暑対策商品として、3月4日に「割ってアイスバー ソーダ味」(198円)、4月7日に「凍らせて飲むアイススラリー」(各108円)を発売。4月21日には「ひんやりCoolタオル」も投入する。
まぜるだけパスタソース夏フレーバー3品や、「トルティーヤ」シリーズの新提案「ピタパン」も展開。発売10年目を迎えるサンドイッチも刷新する。

土谷氏は「小売業は生活を守るインフラ。その最前線を担うのがトップバリュ。価格と価値を両立させることで、次の100年に向け持続的に成長するブランドへ進化させる」と述べた。

「トップバリュ大賞2026」結果
1月8日~2月8日に実施した「トップバリュ大賞2026」には延べ13万2,778名が参加。第1位(トップバリュ大賞)は「トップバリュ ギリシャヨーグルト プレーン」。2015年に国内プライベートブランドとしていち早く発売し、累計販売1億3,000万個を突破するロングセラーだ。
土谷氏は「発売当時はギリシャヨーグルト自体の認知がまだ高くない時期だったが、市場創造に挑戦する思いで開発を進めてきた商品。思い入れのある商品が選ばれたことはうれしい」と語った。
第2位は「トップバリュベストプライス 北海道産昆布使用 塩昆布」、第3位は「トップバリュ ダブルキャラメルアイスクリーム」が選ばれた。

WEB先行記事

-Pickup, 小売

Copyright© フードウイークリーWEB|週刊食品 , 2026 All Rights Reserved Powered by STINGER.