初出展メーカーも多数

最大規模のブースで多面的な取り組みを紹介する国分グループ本社
スーパーマーケットトレードショー2026の会場(2月18日から20日までの3日間、幕張メッセ)では、卸売業とメーカーらがそれぞれの強みを生かした商品や提案を展開した。
卸売業では、最大規模ブースの国分グループ本社が存在感を示した。第12次長期経営計画の始動に合わせ「食の価値循環プラットフォーマー〜より地域へ、さらに世界へ〜」を掲げ、産地から物流、企業支援、生活者トレンドまでを包含するサプライチェーン全体の最適化を提示。海外拠点を活用した輸出入支援や低温事業の可視化、健康志向を踏まえた冷凍売場提案など、多面的な取り組みを紹介した。
伊藤忠食品は中期経営計画「Transform 2025〜創造と循環〜」のもと、消費者起点の売場づくりを訴求。急速冷凍技術を活用した「凍眠フルーツ」やコラボ商品、ブランド冷凍食品、輸入酒の試飲など体験型提案で関心を集めた。また三菱食品、日本アクセスも大規模出展。オリジナル商品を軸に自主企画・共同開発の差別化商材を前面に打ち出し、卸が開発主体として価値を創出する姿勢を鮮明にした。

日清製粉ウェルナは、リブランディングした「青の洞窟」を前面に
メーカーでは、日清製粉ウェルナが家庭用・業務用の両面で展開。リブランディングした「青の洞窟」を軸に世界観を訴求し、業務用ではデリカ・ベーカリー向けの省人化提案などで総合力を示した。
ニップンは「オーマイプレミアム」を中心に展示。冷凍パスタ拡充に加え、落合務氏のクッキングショーが立ち見の出る盛況となり、ブランド力を強く印象づけた。
創立90周年の昭和産業は「穀物ソリューション」を掲げ、家庭用・業務用双方で調理負担軽減や新食シーン創出を提案。日清オイリオグループは炊飯油やフライ油など機能性商材で中食向けソリューションを示した。
初出展の日清食品は「完全メシ」を前面に打ち出し、即食市場の新たな選択肢を提示。同じく初出展のにんべんは、だし商品の活用提案で惣菜・即食分野への応用を示した。

ニップンでは、落合務氏のクッキングショー

初出展の日清食品は「完全メシ」で異彩放つ
この他、マルハニチロは3月からUmiosへと社名変更することを大々的にアピール。UCC上島珈琲、イートアンドフーズ、オタフクソース、日本ハムなど大手が大規模展示とともに好評の試食・試飲で来場者を迎えた。
冷凍拡大や中食高度化を背景に、卸の開発機能強化とメーカーの提案力が交差する盛大な展示となった。2027年からの開催再編を見据え、今後のさらなる進化が注目される。
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