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あの“謎うなぎ”が、さらに進化した!/日清食品

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今年は「謎うなぎ丼」も新登場

日清食品は、グループの最新フードテクノロジーを駆使した「プラントベースうなぎ 謎うなぎ」(冷凍/104g)を7月11日正午からグループのオンラインストアで数量限定発売するとともに、関東の一部小売店でも7月20日から期間限定・数量限定で販売する。

昨年、同社グループのオンラインストアで販売された1,000セットはわずか1分で完売した、あの〝謎うなぎ〟がもっと〝うなぎ〟に近づいて帰ってきた。動物性由来原料は一切不使用で、うなぎの蒲焼きに近い食感と見た目、味わいを、日本料理の名店「くろぎ」の店主・黒木純氏監修のもと再現した。

開発の背景には、絶滅危惧種に指定されるニホンウナギの存在がある。完全養殖を実現するにはコスト面等のハードルが高く、実用化に至っていない。日清食品ビヨンドフード事業部マーケティング部の渡邊豪ブランドマネージャーは、「持続可能な食材システムへ、我々のフードテクノロジーを駆使して、豊かな日本の食文化を守りたい」と語る。

商品化にはうなぎの蒲焼きの食感に近づけるため、白身層・中間層・皮層の3層生地を合わせた。白身層には粒状大豆たんぱくを使用し、ふわっとしながらも繊維感のある食感を実現。中間層は植物油脂等を使用し、うなぎの身と皮の間の脂身のとろっとした食感を。皮層では大豆たん白を主体とした皮の質感と、竹炭粉末で特有の黒さを再現した。
特に昨年以上に蒲焼き風を再現できたポイントについて、グローバルイノベーション研究センター・食品開発部の中山貴照次長は、たれをぬって炙り焼く工程の改良を挙げた。

昨年以上に注目を集める可能性があることから、今年は5,000セットを用意した。プラントベースうなぎ謎うなぎ1尾と、たれ・山椒を各1パック付けて、価格は1,500円と据え置いた。

右から渡邊氏、黒木氏、中山氏

さらに、その謎うなぎをカップメシの具材に使った「日清謎うなぎ丼」(100g/ライス75g、369円)を7月15日から関東甲信越・中部・近畿地区で新発売する。醤油ベースに白身魚のうま味を加えたスープがしみ込んだごはんと、ほんのり山椒を利かせた謎うなぎ、特製甘辛たれをかけて仕上げる。土用の丑の日(7月24日・8月5日)の販促にも期待できそうだ。

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