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キユーピーと魚食文化醸成へ新会社/万城食品G

投稿日:2024年4月1日

「万城シーズニングパートナーズ(BSP)」4月1日発足

万城シーズニングパートナーズ三代康雄代表取締役常務執行役員㊧とキユーピー濱崎取締役

鮮魚売場のさまざまな課題、ニーズに対応し、キユーピーからのマイノリティ出資を受けて魚食文化の醸成と新たな需要創出を通じて魚食需要の減少に歯止めをかける。新会社における3カ年売上目標は90億円、グループ連結では100億円。組織と制度改革による社内の活性化と、店頭マーケターによる売り場重視の取り組み、チルドキットの開発提案の強化に取り組む。

キユーピーとは魚と野菜の食べ合わせに着目した〝フードシナジー〟に取り組む。そして協業第1弾として、漬け魚に使用するボトルタイプの業務用オイルソース「BK バジルオイルソース」(1,000g)、「同 生姜ねぎ塩オイルソース」(1,100g)、「同 バター醤油オイルソース」(1,000g)の3品を秋から順次販売する。万城食品グループで培った漬け魚商品に対する評価基準と、キユーピーの商品開発力を掛け合わせた。

BSP・キユーピー協業の新商品

キユーピーのグループ営業統括兼市販用市場統括・濱崎伸也取締役上席執行役員は、鮮魚売り場向け商品の革新により、これまで限定的だった鮮魚売場へのアプローチのさらなる深化に期待を寄せた。

また、発表会では「魚と野菜のフードシナジーシンポジウム」を同時開催。生活者データから捉える最新の食生活トレンドについて、家計簿アプリ「Zaim」を生み出した、くふうカンパニーの閑歳孝子代表執行役が基調講演。そして、料理家・食育インストラクタ―の和田明日香氏、管理栄養士の赤石定典氏、盤上シーズニングパートナ―ズの鈴木圭信営業本部長によって、「フードシナジー」をテーマにトークセッションが行われた。

フードシナジーとは、食べ合わせによって栄養がパワーアップすることを意味し、例えばニンジンに含まれるβカロテンは、油分がない場合の吸収率は1割未満だが、食用油や食材の油分と一緒に摂取することで吸収率が10倍ほどに膨らむことが分かっている。新会社ではキユーピーとともにフードシナジーにつながる商品やレシピの拡充を行っていく。

万城食品 https://www.banjo.co.jp/
キユーピー https://www.kewpie.co.jp/

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