食物アレルギー対応食「Table for ALL」を充実
日本ハムは、食物アレルギーケア総合プラットフォーム「Table for ALL」サイトにおいて、12月12日からネスレ日本の「マギー アレルゲン対応ブイヨン 香料・着色料無添加250g」「同 コンソメチキン 香料・着色料無添加300g」の販売を開始。併せて、同商品などを使用し共同開発した「食物アレルギー対応食で楽しむクリスマスレシピ」を公開した。
昨年立ち上げた「Table for ALL」は、〝みんなの食べたいによりそう〟がコンセプト。食物アレルギーの羅患者が増加する中、食物アレルギー対応食品「みんなの食卓」シリーズなど多くの提案を行ってきたが、最近では「食物アレルギー対応商品を一度にそろえられず、数店舗で買い物をしている」といったインサイトが見えてきた。ただこうしたニーズを1社だけで応えることは難しく、本当に〝みんなの食べたいによりそう〟ために、取り組みに賛同する他企業の商品の取り扱いも始めている。
今回、ネスレ日本が掲げる「食の持つ力で、現在そしてこれからの世代のすべての人々の生活の質を高めていきます」という存在意義と、「Table for ALL」とのコンセプトが合致したことで「マギー」の販売に至った。
販売初日には都内で会見を開き、日本ハムグループ戦略推進事業部新規事業推進部の高崎賢司部長は「全ての人々の健康を支える食という点で同じ思いをもつ両社で、食物アレルギーケアという社会課題に取り組み、『Table for ALL』も広めたい」と協業の趣旨を説明した。
またネスレ日本サプライビジネス事業本部食品&原料事業部マーケティング部の木村麻子部長は、共同開発したクリスマスメニューを紹介。コース仕立てになっており、「マギー」や「みんなの食卓 ロースハム」などを使った、前菜「野菜のテリーヌ」、メイン「ローストチキン トマトのブイヨンライス添え」、デザート「タルトタタン」を開発した。
今回使用した「マギー」には、クリスマスメニューなど洋食によく使われる、乳・卵・小麦が含まれていない。木村部長は「洋食系の料理が多い〝ハレの日〟のメニューで活用してほしい」と語り、今後もニーズに合わせたレシピを共同開発し、「Table for ALL」サイトで公開していく考えを示した。
「Table for ALL」サイト
https://www.food-allergy.jp/view/category/products
共同開発したクリスマスメニュー
https://www.food-allergy.jp/blog/column/20231201-02/
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