1300食のコラボメニューで賑わう
兵庫県手延素麺協同組合(井上猛理事長)は6月4日、世界文化遺産の姫路城が鎮座する兵庫県姫路市の山陽百貨店南館前広場で「手延べそうめん揖保乃糸 おいしい夏そうめん祭り」を開催。先月選ばれたばかりの2023ミス揖保乃糸の久本小茄未さんと、冨士本春華さんが浴衣姿で登場し夏らしさを演出した。
同百貨店70周年記念と、南館開業でできた広場を初使用。素麺セットの即売、巨大ガチャ、じゃんけん大会、千本釣り大会、SNSフォローキャンペーンなど、多彩なイベントが催された。
試食会では冷やし素麺600食、ポテサラ素麺50食、カゴメのトマトソースのトマト素麺250食、味の素丸鶏がらスープの冷やし鶏だし素麺200食、マギーコンソメ無添加のコンソーメン150食、ヒガシマル醬油うどんスープのにゅうめん50 食の合計約1300食のコラボメニューを配布するなど参加者から好評を博した。
揖保乃糸は、世界でも活躍中だ。国際味覚審査機構(ITI)では、12年連続で特級品の黒帯が星3つの最優秀味覚賞、上級品の赤帯が星2つの優秀味覚賞を受賞。さらに手延素麺の平づくり(300g)は、今年もモンドセレクション金賞を受賞するなど海外でも「ソーメン」の注目度は高まっている。
山陽百貨店では、今年70周年記念としてオリジナルコラボを実施。「三神」「特級黒帯」「縒つむぎ」「特選」「播州小麦」「無双」「上級赤帯」の7つの揖保乃糸をセットにした「揖保乃糸セブンクラス」を限定販売している。
井上理事長は、今期4~5月の素麺の動向について話し、「業務用の回復が顕著。SMも苦戦が続いていたが、6月以降の需要期での反転攻勢に期待する」と展望した。
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