市場をけん引、オールフリーは2桁伸長
ノンアルコール市場は2015年から年率2~3%の伸長を続け、昨年は2300万ケース以上(1ケース=633ml×20本換算)で着地した。今年はさらに拡大し2570万ケース(前年比111%)の見通し。内訳はビールテイスト飲料が2100万ケースと大方を占め、RTDテイストが470万ケースと、いずれも伸長している。
また業務用市場は、19年まで市場の12%強の構成比を維持していたが、昨年に6.4%まで縮小。今年は7.2%で回復基調を示している。
家庭用ビールテイスト飲料は、カロリーや糖質ゼロ商品が9割を占める。さらに機能性表示やトクホ商品も構成比を高める傾向にある。メインユーザーは30~50歳代の働き盛り世代で、健康に配慮する人の増加が売り上げを押し上げている。この流れに乗って伸長したのが、サントリービールの「オールフリー」。特に「からだを想うオールフリー」が137%と高い伸びを見せた。同社の1~9月の販売実績はビールテイスト飲料が657万ケース(112%)、ノンアルRTDが156万ケース(153%)と市場をけん引した。
サントリービールは10月12日、「オールフリー」ブランドのマーケティング活動およびノンアルコール飲料市場について、オンライン説明会を開催した。さらなる認知度向上や新規獲得に向け、昨年に続き「オールフリー」を対象とした「休肝日プロモーション」を実施。オリジナル小皿付きの6缶パックの販売や公式ツイッターアカウントのフォローで、QUOカードや現金5千円が当たるキャンペーンも展開する。
キャンペーンサイト
https://www.suntory.co.jp/beer/allfree/kyukancp/
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