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新生マルナカ「誕生祭」が盛況/ダイエー

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西宮店には朝から行列ができた

マルナカ西宮店

ダイエーは3月から山陽マルナカの近畿圏14店舗を承継したことに合わせ、継承店舗全店で3月2~3日に「誕生祭」を実施した。ダイエー、マルナカそれぞれの強みを生かしていく。

ダイエーオリジナルの「三種チーズの旨みピッツァ」や「銅釜餡炊きぼた餅」をマルナカ各店が初導入したほか、山陽マルナカの強みである生鮮品、「全力プライス」で提供する買得商品など、2日間計で約100品目を展開。さらに近畿のダイエー80店舗でも3月1~3日まで、買得商品満載の「全力 一の市」を実施、誕生祭と最大約10品目を共通商品として展開した。また、マルナカ14店舗では誕生祭を第1弾として、同等のセールを3月末(第5弾)まで実施する。

誕生祭初日、マルナカ西宮店(直営売場1万165㎡)ではオープン前に300人が列をなし、活況を呈した。車客が多く、飲料などのケース売りが目立ったほか、エンド陳列やシマ陳での関連販売、試食提案で賑わいを見せていた。鮮魚、農産ではサークル状の売り場で対面販売を実施しており、本来バックヤードで行う作業を店頭で取り組むことで、来店客との接点を深めている。生鮮三品の鮮度・品揃えは定評があり、これにダイエーが強みとするデリカ提案が加われば、さらなる集客力強化に期待が高まる。なお、シナジーとしては集計・発注方法や勤怠管理などのシステムを統一することから着手。

現状、ダイエーが引き継いだマルナカ店舗は14店舗で300億円程度の売上規模。今期は前年比150%を目指す。近畿圏のダイエーは1500億円程度の売上規模のため、今期中のエリア売上高は2000億円以上となり、さらに2020年には光洋との統合を控えている。

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