大阪で初のセミナーを開催

藤原関西支店長
昭和産業は7月3日、業務用植物性食材ブランド「SOIA SOIYA(ソイアソイヤ)」の提案セミナーを、大阪市の同社関西支店で開催。外食店や食品メーカーを対象に、プレゼンテーションと試食を通じて、同ブランドの活用方法やメニュー提案を紹介。インバウンド需要が高まる関西市場に向け、ヴィーガンやハラル対応の新たな可能性を訴求した。
「SOIA SOIYA」」は、自由自在に調理が可能な業務用植物性食材ブランドであり、食の多様性に対する新たな価値を提案するプロジェクトとして2024年8月に始動。大阪でのセミナー開催は今回が初めてで、大阪・関西万博の開催を背景に植物性メニューの提案強化を目的に実施した。
セミナーでは、PBF普及までの背景や、市場動向、導入事例を紹介したほか、同ブランドの大豆たん白素材「HMSP(High moisture solution protein)」および「HMSP チャーシュー風 醤油味」を使った試食メニューも提供。たこの食感を再現した「謎たこ焼き」や、大豆の甘みを活かした「鈴なり監修 大豆かりんとう」が注目を集めた。このほか、洋風、中華、アジアン風など、幅広いジャンルのメニューを展開し、素材の汎用性をアピールした。

帯状のシートに成型した大豆たん白「HMSP」
ブランド開発パートナーであり、7年連続でミシュランの星を獲得した料亭「鈴なり」の店主・村田明彦氏はビデオメッセージで登壇。「SOIA SOIYAは単なる代替肉にとどまらず、食材として大きな可能性を持つ」と語った。藤原勇一関西支店長は「植物性食材への関心は高まっている。今回のセミナーを通じて、メニュー開発や提供方法をさらにブラッシュアップしていきたい」と今後の展望を述べた。
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