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2025年〝近鉄夏の贈りもの〟始まる/近鉄百貨店

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地元と世界のグルメ充実

北村課長

近鉄百貨店は5月28日、あべのハルカス近鉄本店で「お中元ギフトセンター」を開設し、今夏の中元商戦「2025近鉄夏の贈りもの」が本格スタートした。大阪の主要百貨店としては今季トップを切るかたちで、同日には報道関係者向けの取材会を行った。

近鉄百貨店では5月9日からネット通販での受注を先行開始しており、店頭での受付はあべのハルカス本店他計7店舗を皮切りに、各店で順次スタートする。カタログは中元用で約1500アイテム、自宅用では約280アイテムを掲載し、幅広い需要に対応する。

近年の中元ギフトの傾向としては「こだわりの贅沢品」「自分へのご褒美ギフト」「節約・お得なギフト」が好調。今回の特集では、バイヤーが厳選した近畿2府5県の地元グルメを強化し、昨年の約2倍となる56アイテムをラインアップ。「千房 美味一会お好み焼き・ねぎ焼セット」(5940円)など、関西を代表する名店の味を揃えた。商品政策部の北村真一課長は「関西のグルメを強く発信し、地域の市場活性化につなげたい」と意気込みを語った。

また、世界のグルメが楽しめるギフトとして「世界グルメ博覧会」を初企画。欧米・アジアなど10か国それぞれの代表的な料理が楽しめるギフトを用意し、世界各国の食文化や歴史に触れる楽しさを訴求する。一方、今年は米不足や価格高騰の影響もあり、素麺や米飯惣菜といった〝主食代替型〟のギフトにも注目が集まる。

さらに、自宅用カタログでは物価高への対応として「家計応援」をテーマにしたグルメ特集を引き続き展開。好評の「理由ありグルメ」に加え、コストパフォーマンスに優れた「大容量グルメ」が新たに登場した。自宅でのご褒美需要は根強く、同社によると昨年の自宅用ギフトの売上はコロナ禍前の約1.7倍に成長。今年もラインアップの拡充を図り、前年並みを目指す。

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