温泉やフードマーケットなど充実

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うめきた2期地区開発事業「グラングリーン大阪」は3月21日に南館がグランドオープンする。これに先立ち、3月17日にはプレス説明会・プレス内覧会を実施した。
説明会では昨年9月の「先行まちびらき」から半年後の経過を報告。来場者数は延べ1,000万人を突破し、平日・休日を問わず幅広い層の人々が訪れているという。また、大阪の新たな生態系ネットワーク形成にも寄与し、生物調査では誘致目標種のうち鳥類7種(38.9%)、昆虫類7種(17.9%)の生息が確認された。
続いて、3月21日にグランドオープンを迎える南館の概要を説明。南館には商業施設、ウェルネス施設、オフィス、ホテル、国際会議に対応するMICE施設など、多彩な機能が集積。世界との交流拠点としての役割を果たすことが期待されている。建築デザインのコンセプトは「堆積・浸食・隆起」で、個性的なキューブ型の建物が積み重ねられ、独自の「ランドスケープとしてのビル」を創出した。
南館内には関西最大級の健康増進施設「うめきた温泉 蓮 Wellbeing Park」をオープン。また、食と文化を体験できる大規模フードマーケット「Time Out Market Osaka」がアジア初進出。約3,000㎡のスペースに関西の選りすぐりのレストラン17店舗と2つのバーが出店する。他にも「ウォルドーフ・アストリア大阪」や「ホテル阪急グランレスパイア大阪」といった2つのホテル、国際会議やイベントに対応する「コングレスクエア グラングリーン大阪」、オフィスワーカー向けのウェルネス空間「SLOW AND STEADY」など、多様な施設が揃う。
開発事業者の神林祐一氏(三菱地所)は、「南館の開業により、まち全体の機能が整った。今後も5つのアプローチを軸にまちづくりを推進していく」と意気込みを語った。

「Time Out Market Osaka」がアジア初進出
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