体験型イベントで危険性を学ぶ
アサヒビールは、吹田工場併設の「アサヒビールミュージアム」(大阪府吹田市)で、12月7日に飲酒運転撲滅イベントを一般社団法人日本自動車連盟(JAF)大阪支部と共催。JAF会員や関西大学社会学部メディア専攻の学生たちなど約100人が参加した。
JAF大阪支部社員による飲酒防止セミナーでは、飲酒運転の危険性と安全運転の重要性を開設。また、「飲酒状態体験ゴーグル」を用いた体験会では、参加者がほろ酔いから泥酔状態を模擬的に体験し、飲酒時の身体の不自由さを実感した。キャッチボールを試みた参加者からは「正面を向いてボールを投げたつもりが横にそれてしまった。意識していても思い通りに体を動かすことができなかった」との声が上がった。
セミナー後にはミュージアムツアーを開催。アサヒビールの歴史を紹介するとともに、ひとりひとりの飲み方の多様性を尊重する理念「スマートドリンキング(スマドリ)」を普及。運転時にはノンアルコール飲料を提案するなど、安全を重視した飲酒文化を推奨した。同社では2025年までに、ビール類、RTD、ノンアルコールの販売容量合計における、アルコール度数3.5%以下のアルコール商品およびノンアルコール商品の割合を、20%に引き上げる目標を掲げている。
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