万博視野に大阪で提案会2024開催
オタフクソースは業務店向けに「お好み焼提案会2024(大阪会場)」を10月29~30日、マイドームおおさかで開催した。今年のテーマは〝お好み焼でもっと笑顔に″。来年の万博開催やインバウンド需要への対応を視野に、大阪の伝統野菜を活用したメニューやタイパ、付加価値メニューを提案。2日間合計で約1200人(うち300件がお好み焼専門店)が来場した。
訪日外国人に向けた提案では「和と食べ歩き」をテーマに設定。外国人から日本ならではの食材と目されるわさびを使った「わさびお好み焼」やチヂミミックスに抹茶パウダーを合わせた和風スイーツ「笹から生まれた餅太郎」ほかストリートフードとしてたこ焼などを提供。また食の多様性に対応したベジタリアンメニューでは「お好みソース野菜と果実」「野菜ベースの旨味だしつゆ」を活用した「ケールのお好み焼」「大豆ミートとねぎマヨお好み焼」を披露した。さらにSNSを利用した映えるメニューによる集客策や調理工程を簡素化したお手軽メニューを紹介したほか、人材保管ソフトや店舗管理システムの活用も呼びかけた。
大阪府が認証する〝なにわの伝統野菜″を活用したメニューは「天王寺蕪の生姜焼」「難波葱の温玉丼」の2品で、地元食材の活用とあって来場者の多くが関心を寄せていた。このほか大阪の独自企画として「塩もみキャベツのお好み焼」を提案。事前の仕込みで焼成時間を5分に短縮出来るもので、広島式+関西式の新たなお好み焼をアピールした。付加価値メニューとして注目を集めたのが「クレピネット(クレピーヌ)」を使用した「網脂のジューシー豚玉」。網脂とはフランス料理などでよく使われる食材で牛、豚、羊などの内臓の回りについている網状の脂肪のこと。この網脂で生地全体を包み焼き上げるとジューシーで味わい深い仕上がりに!簡単に言えば〝おいしい″お好み焼が完成する。多くの人に一度は試してもらいたい味わいで、今後啓発活動に期待。
なお「集客UP」をテーマとしたブースでは、Googleを活用したPR施策を同社社員が説明する一方、大阪商工会議所が「万博メニューでおもてなしプロジェクト」(万博にちなんだ新メニューを募集し、SNSで発信する取組み)コーナーを出展。ミャクミャクも駆けつけ、万博への盛り上げを図った。
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