歳暮商戦が始まる
近鉄百貨店は10月23日に「お歳暮ギフトセンター出陣式」を、あべのハルカス近鉄本店で実施。法被を身にまとった社員たちが元気よく声をかけ、今年の歳暮商戦の幕を開けた。
今年のキーワードは「大阪・関西万博」「年末年始の大型連休」「物価高」の3つ。歳暮ギフトは約1400アイテムを取りそろえ、自宅用ギフトは別途約300アイテムを用意。近年伸長しているパーソナルギフト需要を確保し、売り上げ計画は前年並みを目指す。
大阪・関西万博の注目テーマの1つである「日本の食の魅力発信」に焦点を当て、全国各地の厳選グルメを提案。今年は山陰・山陽エリアにスポットを当てた商品が登場する。また、万博公式ライセンス商品を初めてカタログで紹介した。
今年の年末年始は物価高の影響を受け自宅でゆっくり過ごす家庭が増える傾向にあると予想し、「集い」のシーンを想定したご馳走メニューを多様に展開。昨年好評だった鍋商材を中心に、迎春向けギフト特集が3年ぶりに復活した。
近畿2府5県限定の「送料無料ギフト」や、くずれ・欠けなど理由(わけ)ありの食品をお得に購入できる「理由ありグルメ」など人気カテゴリーは引き続き強化。他にも、ローリングストック商品や時短グルメなどトレンドに対応した商品も揃え、パーソナルギフト需要の確保を図る。
同店営業政策統括部の北村真一課長は「近鉄でしか買えない、近鉄ならではのギフトを取り揃えた」と自信をにじませた。同店が誇る多彩な冬ギフトで今年の歳暮商戦に挑む。
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