食の「MIRAI」を探求
一般社団法人日本外食品流通協会（小田英三会長）は9月4日～5日にかけて、「第74回外食産業フェア」を大阪市住之江区のインテックス大阪で開催。今年のテーマは「ようこそ！まだ見たことのない食の『ＭＩＲＡＩ』へ」。同フェアには88社・165小間が出展し、約6千人が来場した。
大阪・関西万博の開催がいよいよ来年に迫り、今年は昨年よりも8社・7小間増加し、近年では最多の出展数を記録。昨年5月以降、外食産業は順調に回復しており、インバウンド需要との相乗効果も見られた。同フェアでは、未来の食の可能性を広げる様々な提案が行われ、来年の更なる発展に向けてより期待が高まった。
主催社企画展示では、デザート提案に特化したブースを設置。ＳＮＳ映えやひと手間アレンジなどデザートの単価アップに繋がるレシピを紹介した。ブース前面にケーキベースなどを展開する五洋食品の展示コーナーを設け、両側面・裏面にデザートのトッピングに活用できるお菓子や日配商品を配置。ブース全体で約30社が協力し、企画展示を盛り上げた。ブース前にはカフェをイメージした休憩スペースを設置し、来場者からの評判も高かった。
また震災支援企画として、東北や熊本に加え石川県の地場企業３社が出展。大豆を中心とした和惣菜の販売を手掛けるケンコー食品は「味付け餅いなり」、金澤やまぎし養蜂場は「ハニードリンク」、加賀建設は「金棒茶」を紹介。石川県の魅力をアピールした。
さらに、協賛メーカーの商品が当たる抽選会も実施され、大いに盛り上がりを見せた。フェアは盛況のうちに閉会し、多くの来場者に新たな食の可能性を提供した。
全30社でデザート提案
ドリンクにも料理にも使える「ハニードリンク」
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