業務用展示会を４都市で開催
ＵＣＣグループで業務用事業を展開するＵＣＣコーヒープロフェッショナル（ＵＣＰ）が、2月27日から全国4会場で展示商談会「UCC Smile Festa 2024」を開催。ＵＣＣグループ企業をはじめ、食材・ドリンク・販促資材などカフェ運営を支える様々なメーカー約100社が出展。大阪会場では多くの得意先企業が来場し、大盛況の幕開けとなった。
展示会入口では、国内コーヒー市場の動向や生活者インサイト、得意先ニーズを大型パネルで紹介。それらを背景に「付加価値向上」「人手不足解消」などをテーマに3つのエリアで展開した。
「UCC’s Sustainability」エリアでは、同社グループが掲げるサステナビリティビジョンに基づく商品、取り組みを紹介。「水素焙煎コーヒー」は、焙煎時の熱源に水素エネルギーを活用することでＣＯ２排出量ゼロを実現した。また昨年の展示商談会で使用した紙製カップを、アップサイクルしてエプロンを作成。同社ブースのスタッフが着用した。Ｓ・Ｍ・Ｌサイズの口径を統一した紙製カップも紹介。プラを削減しつつ、フタを共通化することで飲食店の取り扱いアイテム数の集約などにも貢献。昨年は展示会における総廃棄量を前年に比べ44.6ｔ削減（72％減）。今年は昨年より食品廃棄物量・プラ排出量10％減、その他の廃棄物量5％減を目指す。
「ＮＥＷアプローチ」エリアで目玉となったのは「Experience of Largo」コーナー。今年、同社グループの青山ショールーム内に新設した「Largo Experience Room」を模した特設ブースを設置。予約制にして人数制限を設けるなど、サービスや雰囲気なども含め「Largo」のラグジュアリー感を体験できるブースとなっている。また同社の独自技術で開発した「食べるコーヒーの余韻。」をキーメッセージにした「YOINED（ヨインド）」を紹介。コーヒー豆を主原料としたお菓子で、コーヒーの新たなカテゴリー創出を目論む。スイーツメニューコーナーでは夏にぴったりの「レモンコーヒー」や「食べる水出しコーヒー」などを含めた多種多様なスイーツメニューを拡充。一方「UCC COFFEE LAB.」ブースでは看板ブランドの「フレッシュオーダーブレンド（ＦＯＢ）」を再訴求。新たな可能性を得意先に示す。
「Smileタウン」エリアでは、ホテル、オフィス、家庭向けに業態別提案を展開。ホテルコーナーでは、インバウンド需要に対応しつつクイックオペレーションで実現するビュッフェ方式での紹介。他ＵＣＣグループコーナーでは、ラッキーコーヒーマシン社の業務用コーヒーマシンを一挙に披露した。
【各会場のスケジュール】▽名古屋（ポートメッセなごや／３月12～13日）▽東京会場（東京流通センター／26～27日）。大阪会場含め各1千社・2千人の来場者数を予定。札幌会場（札幌パークホテル／4月8～9日）では500社・1千人の来場者数を見込む。
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