「丹波黒」の育成体験、最終章
フジッコは12月16日、神戸ポートピアホテルで「獲れたて新豆を味わう会」を開催。参加した17組の親子が、調理実演やテーブルマナー講習、「丹波黒」を味わう食事会などを楽しんだ。
世界的にも有名な黒豆品種・丹波黒の育成体験を行うプログラム。参加者は6月に播種、7月には土寄せ、10月に収穫を体験。今回はその締めくくりに、まずフジッコ本社でこれまでの活動を記録したビデオを放映、1年間を振り返った。さらに枝からさやを外し、黒豆を取り出す体験も実施。神戸ポートピアホテルに場所を移し、同ホテルシェフによる丹波黒の調理講習会では、黒豆を煮る際にきれいに仕上げる丁寧な炊き方を紹介。
黒豆を使った料理を含む昼食会の席上では、異なる黒豆品種の食べ比べやテーブルマナー講習も行った。振舞われた昼食メニューは豪華な和食料理で、参加した親子は満足げな表情。また会食中にもお椀のフタを上手に開ける方法を伝授するなど、フジッコ企画とホテルによるサービスで会場は盛り上がりを見せた。
同プログラムは、黒豆の育成を播種から食するまで一貫して行う、他に類をみないもの。今後もプログラムを通じ農業の大切さを訴え、伝統的な食文化の承継を目指していく。
WEB限定記事