理想と現実の間で遂に完成
イオンリテール近畿カンパニーは10月25日から11月7日までの2週間、近畿地区のイオン、イオンスタイル86店舗で大阪府辻学園栄養専門学校の生徒が考案したデリカメニューをイオン限定品として販売している。
同学園とのコラボは3年目。例年、春の行楽シーズンに向け展開してきたが、今回初めて秋の行楽にぴったりなメニュー提案を実施。今春の販売直後から検討しており、7月から秋のレシピ開発に向け活動していた。
メニューは「9種のおかずと2種の俵おむすび弁当」(598円)、「たっぷりおかずの黒舞茸ご飯弁当」(698円)、「きのことひじきの混ぜ込みおにぎり」(128円)、「バインミーサンド」(448円)、「さつまいもサンド(アーモンド使用)」(330円)、「りんごとさつまいものサンドイッチ」(358円)、「鶏肉と銀杏の甘辛炒め」(398円)。期間中の販売計画は、弁当2品は2.5万食、サンドイッチ3種計で1.2万食、おにぎり6千食、惣菜5千食。
開発に携わったのは栄養士学科の生徒で、健康的で秋をイメージさせるメニューを考案したが、トレー資材のコストがかさんだり栄養と彩りのバランスをとる難しさから、廃案となるアイデアもあり悪戦苦闘。最終的には理想と現実の折り合いをどうつけるかに取り組む中、学んだことは多かったようだ。
苦労のかいあって、メニューはいずれも秋らしさを感じる、充実した内容に仕上がっている。
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