THE FOOD WEEKLY

関西トピックス 冷凍食品 小売

イオンスタイル茨木 関西初ピカールで刷新/イオンリテール

投稿日:

地域最大級の冷食売場に

「ピカール」導入で子育て世帯をサポート

イオンリテールはイオンスタイル茨木(大阪府茨木市)を6月15日にリニューアルオープン。注目はフランス発の冷食専門店「Picard(ピカール)」を関西で初導入したことだ。

同店は2001年に開業。8年前に大型改装を実施したが、子育て世代の40歳代への訴求力を強化すべく、共働き世帯へのサポートをさらに強化する。そのポイントとなるのが、イオンサヴールが展開する「プティピカール茨木店」の導入(イオンスタイル茨木の冷食売場に出店)。簡便調理ながら家庭の食卓を彩る多様な冷食メニューで、忙しい共働き世帯に貢献する。

イオンサヴールは東京・神奈川地区に路面店の「ピカール」を12店舗、SMなどの店舗内に「プティピカール」を20店舗展開。路面店では350品目をそろえ、その品質の高さから店舗展開エリアはもとより、ECでの認知度も高まり全国的にも需要が増加傾向。

国内初出店から9年が経過、さらなる認知拡大に向け東京・神奈川に次ぐ人口規模の大阪出店を決めた。また茨木市が位置する北摂エリアは情報感度の高い消費者が多く、単身者からファミリーまで幅広い需要層が見込まれることからイオンスタイル茨木に出店(当面、90品目を展開。早期に100品目へ拡充予定)。これにより同店の冷食売場はトータルで地域最大規模となる1300品目(改装前1000品目)、売上・売り場規模(330尺)は1.2倍を見込む。初日は一番人気のクロワッサンやマカロンが売れ筋に。

このほか地産地消の促進として「じものコーナー」を拡大。「まごころ農家」コーナーを強化し、地元茨木市で収穫した高鮮度の野菜を新展開。さらに地元のプリンや豆腐類などをそろえた。デリカでは量り売りの「リワードキッチン」を導入。即食のデリカと調理負担を軽減する冷食とを、すみ分けながら強化する。

また直営食品売り場前にはオリジナルコーヒー豆を45種類そろえる「カフェランテ」を導入。併設する「イオンリカー」はクラフトビール170種を展開するほか、大阪府の地酒を1.2倍に強化し両業態の相乗効果を図る。さらに「グラムビューティーク」はプロテインや栄養補助食品を大幅拡大。また2階にはリアルとオンラインで展開する衣料品レンタル事業「LULUTI(ルルティ)」の5店舗目となる茨木店を、関西で初めて出店した。

●イオンサブール デミルカン・ミネ社長の話

デミルカン・ミネ社長

今回の茨木店を皮切りに大阪地区は24~25年にかけ、8~10店舗のプティピカールを出店予定。同時期に路面店のピカール出店も視野にある。

ピカールは美食の国・フランスならではのレシピで製造。原料にこだわり、添加物不使用、環境配慮型などの商品作りを行う。冷食だからこそ実現できるフードロス削減にも取り組んでおり、家庭でのロス発生は3%程度に抑えられる商品設計。また女性の社会進出が顕著な今、エフォートレス(気楽な、努力を要しないの意)を重視、少し温めるだけでフランスの本場の味が楽しめる商品群を体感してほしい。

previous arrow
next arrow
Slider

WEB限定記事

-関西トピックス, 冷凍食品, 小売

Copyright© フードウイークリーWEB|週刊食品 , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.