今年もブランド力で販売強化
兵庫県手延素麺協同組合（井上猛理事長）は５月13日、大神神社（兵庫県たつの市）で播州ブランド素麺「揖保乃糸」例祭を開催。玉串奉奠や祝詞奏上、礼拝など厳かに神事が行われ、素麺の安泰を祈願した。
「2023年ミス揖保乃糸」の引継ぎ式が神事後に行われ、フレッシュな顔ぶれが披露された。22代目となる今年のミスは佐藤美月さん（25）、久本小茄未さん（21）、冨士本春華さん（21）、松尾梨紗子さん（18）の4人。佐藤さんは「Ｚ世代として、揖保乃糸のブランド力を全力で伝えていきたい」と力強く宣誓した。
今年の素麺生産量は104万ケースで昨年を若干下回ったが、おおむね昨年並みで推移。市場動向では、外食産業のコロナ禍からの回復が大きく、ＳＭ等での家庭内販売が苦しくなると想定。井上理事長は「生産量の確保とＳＭでの売り場を重視。値上げ直後は順調だったが、その後販売店によっては、売り場自体に変化が見られる。前年並みの販売力強化を掲げていきたい」と話す。揖保乃糸のブランドを守り、クオリティー・マンパワーの強化として、ＷＥＢやＳＮＳの活用をはじめ、「2023年ミス揖保乃糸」のメンバーらの発信力で打開策を見いだす。
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