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大阪で20周年記念イベント/日本コナモン協会

投稿日:2023年5月2日

570食を振舞う

(一社)日本コナモン協会は4月28日に、大阪なんばグランド花月前(大阪市中央区)で設立20周年記念のイベント、お好み焼き・たこ焼き・やきそばの御三家トークバトルを開催。コナモン食文化の継承を訴えた。

熊谷さん

種田さん

島原さん

(一社)大阪活性化事業実行委員会・千田忠司代表理事が「協会20周年を契機に、鉄板コナモン文化やかかわる人、商いなどをオール大阪で盛り上げたい」と祝辞を述べた。日本コナモン協会・熊谷真菜会長は「この20年間で和食がユネスコ無形文化遺産、大阪のコナモンが文化庁100年フードに認定された。食文化を伝える者としてこんな嬉しいことはない」と挨拶した。

日清製粉ウェルナ・業務用営業部西日本営業所の種田満成所長が「粉」の歴史を説明。1990年代には家庭用ホットプレートでオコパーやタコパーをプロモーション。05年には冷蔵庫の余りものでできる節約メニューであることを訴求した「エコノミヤキ」を提案。またコナモンは現代のSDGsにつながる、地球に優しい食べ物とPRした。

オタフクソース執行役員の島原由里子・大阪支店長はソース文化について、明治維新から使われたウスターソースは鉄板上で流れ出てしまうため、とろみをつけた鉄板専用ソースが誕生。コナモンと共に全国に普及していったと説明。

ソースの使用量は、1位が広島、2位が徳島、3位が高松で、大阪は6位に。しかし家庭でお好み焼きを焼く割合は29.2%で関西がトップに立ち面目躍如。

イベントでは御三家トークバトルとして「お好み焼き」vs「たこ焼き」vs「焼そば」が行われたほか、後半にはお好み焼きを作る道具の名前で大討論。「テコ?」「ヘラ?」。業務用の名称は「オコシガネ」だそうで、結論はなし。最後は集まった人たちに出来立ての「洋食焼」「たこ焼」「道頓堀やきそば」570食が振舞われた。10月19日には鉄板会議2023も行われ、ますますコナモンが熱くなる。

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