価値訴求で新規客取り込みへ
光洋は大阪府豊中市のマックスバリュ豊中緑丘店を、マーケットガーデンKOHYO豊中緑丘店として3月25日、リニューアルオープン。
周辺でドミナントを形成する自社店舗は、再開発などから順次改装を進めており、より強固な店舗ネットワークを構築中。豊中緑丘店は新規ユーザーの取り込みを図るべく屋号を変えて刷新。マーケットガーデン業態のコンセプトである鮮度感・ライブ感・良質感・親近感を訴求する。これに伴いアッパー商品を増やし、その値頃感を模索する。また、精算待ち時間の解消に向けレジ台数を増加した。
商圏は1㎞圏内に約1.7万世帯、4万人で平均世帯人数は2.4人。40~50歳代が多い。また高所得層も多く、年収500万~千万円世帯が43%を占める。KOHYOブランドが認知されており、また高質品の需要が高い。生鮮・加工食品の各カテゴリーで価値提案を行い、平均単価2800~3千円を目指す。
水産は中央卸売市場からの新鮮魚介を強化する一方で「素材から即食」として刺し身や寿司商品の展開を強める。楽しみ提案としてマグロの解体ショーも定期的に行う。農産は京野菜など関西近郊商品を「和香味コーナー」として展開。畜産では鹿児島黒毛和牛A5等級品を品ぞろえ。デリカは「いか焼き」などの新メニューを加えた鉄板焼き商材を強化。
ドライ・日配はビオセボンコーナーを設けるなど、オーガニック商材を充実させた。アマニ油やMCTオイル、植物性ミルクも強化。人気の冷食売場は拡大、冷凍野菜・肉などの素材系、韓国・外食メニュー、冷凍スイーツなどを豊富にそろえた。また、バイヤー推奨品と位置付ける「BUYE R'S SELECTION(バイヤーズセレクション)」は880品目を展開。6つの切り口(産地・機能・時間・距離〈名産品・独自輸入品〉・希少・鮮度)で厳選したこだわり品をそろえた。
光洋は全80店舗を展開する中、KOHYOブランドが44店舗、うちマーケットガーデン業態は豊中緑丘店を含め6店舗となる。同業態は売場面積500坪以上の中・大型スーパーで、地元・旬の商品を中心に、良質な食品SMを目指す。当面、年間1店舗ペースでの出店を計画。
【豊中緑丘店概要】所在地/大阪府豊中市緑丘4-1-1▽売場面積/2000㎡(約605坪)▽駐車・駐輪台数/314台・170台▽店長/上田智典▽従業員/164人(社員32人)▽品目数/1万8477(うち食品1万1152)
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