海苔の付加価値向上を誓う
大阪海苔協同組合は、2月3日の「節分の日」に合わせて全国各地の漁連、メーカーなど会員企業の協賛による海苔販売のチャリティーイベントを2年ぶりに開催した。
大阪天満宮境内の一角に設けられた会場には、午前9時30分の開始前から、この日を心待ちにしていた大勢の人たちで賑わった。しかし、コロナ前に例年行われていた、恵方巻の〝丸かぶり〟行事は今年も見送られた。
それでも、会員各社選りすぐりの味付け海苔の「福袋」(500円)2種類と、今期とれたて〝新のり〟の「焼きのり」(200円)を販売。いずれの商品も小売価格のおよそ半値ということもあり、11時にはすべて完売となった。
その後、大阪天満宮の宮司による神事が執り行われ、今年の恵方「南南東」に向い「商売繁昌」「無病息災」「家庭円満」を招福娘さんをはじめ、参拝者たちとともに祈願した。同組合の稲野達郎副理事長(大森屋社長)は「産地への後押し、生産意欲の向上に今後も寄与したい」と話し、海苔の付加価値を高めていくことを改めて強調した。
なお、今回の販売収益の一部は、車椅子の購入費用に充てられ、大阪市社会福祉協議会に寄贈される。
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