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成功事例生かし志紀店を改装/ライフコーポレーション

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従来の3倍以上 冷凍食品など大幅拡大

大幅改装したライフ志紀店

ライフコーポレーションは3月26日、ライフ志紀店(大阪府八尾市)をリニューアルオープン。新年度初の改装は、東西の店舗の成功事例や近畿初の取り組みなど盛りだくさんな内容となった。

2000年の開業以来、JR志紀駅に近く国道25号線に面していることもあり、地元住民に親しまれてきた。その後、複合型の商業施設が近隣にできるなど競合環境が激化し、11年以降は苦戦を強いられてきた。

地域一番を目指す大改装の具体策は、最近の近畿・首都圏の新店や改装店の成功事例を、商品から什器に至るまで取り入れたこと。商品力や見栄え、買いまわりやすい売り場により、若者層の需要獲得に乗り出す。

商品強化としては冷凍食品を拡大。定番・エンド陳列とも選びやすく見やすいリーチインケースを採用し、従来の倍以上となる650品目をそろえた。外食需要の取り込みに専門店監修メニューやビオラルを含むミールキットを強化し、メイン料理からデザートまで幅広くラインアップ。日配部門だけでなく、冷凍肉など生鮮部門での冷凍素材にも注力。また「凍眠市場」を近畿圏で初めて採用したほか「ストックキッチン」コーナーの展開強化など、卸業の提案も積極採用している。

家飲み需要の拡大を受け、ワインの品ぞろえも大幅に増加。改装前と比べ3倍となる600品目を展開する。2階では同社近畿エリアとしては最大となるペットフードコーナーを設置。素材にこだわった国産品や添加物・アレルギー配慮の商品も豊富に扱う。

さらに近畿圏ライフがこだわりぬいた1000種類以上の新商品を、各部門で訴求。農産では季節の素材を使用し店内で手作りした「八百屋さんの手作りサラダ」、水産では見栄えが良くボリュームのある「うを鮨の海鮮太巻き」や自社センターの圧力釜を活用した「骨まで食べられる煮魚」を提案。畜産ではローストビーフやホルモンなどの素材から、ハンバーグなどの調理品までをカバーした冷凍肉コーナーを新設した。

デリカでは「ビオラルのお弁当」や満足度の高い「贅沢海苔弁当」、たっぷりの具材を海苔とご飯で挟んだ「おにぎりサンド」を展開。ベーカリーでは、リニューアルしたバゲットを先行発売したほか、若者に人気の「シカゴ風ピザ」を訴求。ビオラルコーナーではだしパック新商品「国産野菜で作った野菜だし」を提案。

非食品を含む総アイテム数は3.4万品目で客単価は3000円(食品のみは1800円)、売上高は旧店比104%を計画。

【店舗概要】所在地/大阪府八尾市志紀町1-88▽売場面積/4602㎡▽店長/春名崇▽従業員数/121人(社員31人)▽駐車台数/233台▽営業時間/9~24時▽売上構成比(%)/農産11.5、水産7.6、畜産10.5、デリカ9.7、インストアベーカリー1.7、日配18.1、加食22(うち菓子4.1)、生関12.6、衣料6.3

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