ロバート馬場が考案の天津飯も
大阪を代表する電気機器メーカーのパナソニックが、サステナブル・シーフード(サスシー)の啓発に力を入れている。11月1日から、パナソニックセンター大阪内のカフェでサスシーを使った料理を提供し、消費者へ認知を促していく。
同社ではSDGs活動に注力しており、工場で発生する二酸化炭素削減の取り組みや資材リサイクルのほか、食分野ではサスシーに着目。サスシーとはMSC認証(持続可能な漁業で獲られた水産物の証)、ASC認証(責任ある養殖により生産された水産物の証)を取得した持続可能な水産物のことで、2018年に日本で初めて社員食堂に持続的なサスシー導入を開始した。さらに多くの人に認知を広げるべく、一般の人が利用できるカフェでの展開に至った。
カフェ「Re-Life ON THE TABLE」(大阪市北区)では11月1日から、人気メニューの「アボカドシュリンプサンド」(950円)、「海老とアボカドのタルタル」(600円)の原料をASC認証エビに切り替える。エビは身が厚い品種を選び、プリッとした食感で食べ応えは抜群だ。
また11月6日〜12月6日の期間限定で「幸せだし天津飯〜和風仕立て〜」を新発売。サラダ、ドリンク付きで1200円。よしもと物産マルシェ「Best Buy クッキング」(YouTube)とコラボし、メニュー開発はお笑いタレントであるロバートの馬場裕之が担当した。ASC認証エビを主役に、卵とご飯にだしを利かせた和風テイスト。だしは国産原料100%で無添加の「味楽家幸せだし」を使用。そこに隠し味として、チーズの店内製造で発生するホエイを加えてコクをアップした。これもSDGsの取り組みだ。注文した人には特別にレシピを提供するほか、コラボメニューの調理動画も配信。ミニモッツァレラチーズをプレゼントするキャンペーンも実施する。
なお、同カフェでは今後は認証サバの使用も検討中。SDGsの取り組みでは、環境に配慮した食器であるセルロースファイバーカップやサトウキビでできたストローなども使用している。
ウェブ限定記事