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滋賀工場の大人向け紅茶セミナーが好評/キリンビバレッジ

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秘密は充実したコンテンツ

発売33年目を迎えた「午後の紅茶」

キリンビバレッジの近畿圏地区本部は11月1日「紅茶の日」を前にした10月23日、3カ月先まで予約が取れない滋賀工場(滋賀県犬上郡)での人気セミナー「午後の紅茶おいしさとこだわりの研究室」の秘密を報道陣に明かした。

滋賀工場では今年6月から同セミナーを大人限定(20歳以上。有料)でスタートしたところ、3カ月先まで予約が埋まるほどの好評ぶり。人気の秘密は充実したコンテンツにあるようだ。

まずは「午後の紅茶」の誕生秘話など、今年で33年目となるロングセラーの歴史をスクリーンで紹介。これまでに200種類以上の商品を発売していること、ネーミングを含めた開発の苦労などが、当時の担当者により語られる。

さらに通常の茶葉と細かく粉砕した茶葉を蒸らして作る、新製法・マイクロブリューを解説。その疑似体験としてセミナー参加者は用意されたミルで茶葉を挽き、通常茶葉と併せてポットで蒸らしたものをテイスティング、その味わいや香りを確かめる。濃縮還元する紅茶リキッドや紅茶パウダーなどを使って作る紅茶飲料との違いが分かるひとときだ。

工場見学では映像や製造ラインを見ながら、午後の紅茶の製造工程を垣間見る。中身のこだわりだけでなく、同工場ではペットボトルを内製化。プリフォームから製造するほか、リサイクルする場合もあり、CSV先進企業として今後も取り組みを強化する方針。

フードペアリングではストレート、ミルク、レモンの各種とそれぞれに合うフードメニューを体験。意外な組み合わせや参加者それぞれの嗜好に合ったペアリングが楽しめる。また、当日の参加者だけが体験できるスペシャルコンテンツもサプライズ企画として用意されている。

世界中で〝最も多く飲まれる飲料〟とされるのが紅茶。日本では飲用シーンが限られている印象だが、タピオカミルクティーのブレイクなど国内市場も活気づいてきた。梶原禎智工場長は同社製品の「微糖」や「おいしい無糖」の好調を例にとり、「紅茶需要の拡がりが実感できる」と期待を寄せた。月2回行う同セミナーも、来年からは週1回ペースに増やしていく考えだ。

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