関西第3のターミナル駅ビル商業施設が全面開業
大阪のJR天王寺駅に聳えるSC「天王寺ミオ」(天王寺SC開発)が昨春に続き、今春も大きく生まれ変わる。本館・プラザ館の2館あわせて370店舗を有する全国でも有数の駅ビル商業施設だが、今回約60店舗をリニューアルし3月1日からフルオープン。飲食など食関連も3割がニューフェイスとなった。
同日に本館で開催した会見で同社の福田知明常務取締役は「1日に72万人の乗降客がある関西3番手のターミナルの駅ビルとして昨春の改装後も好調」と今後への期待を語った。前期売上高は約355億円で今期も約4%増ペースと好調だ。また、ゲストとしてモデルの谷まりあも登場。トークを進める中で突然、芸能リポーターの井上公造氏も乱入。谷さんに施設に関する質問などを浴びせ会場を盛り上げた。
今回のリニューアルで注目はプラザ館M2Fのミオえきッチン&LOOPに新設されたエキウエスタンドの飲食7店舗。駅上立地を活かし、閉店する23時ギリギリまで呑んでも終電に間に合うので呑兵衛も安心だ。ファッションビルのため若い女性客が多いが、男性も利用しやすいように新店舗には立ち呑み席も多く設置。天王寺駅が立呑みの聖地となるか。
注目の新店舗は「焼鳥ボトルバード」。人気焼鳥店の権兵衛の立ち呑み系新業態。コスパ重視で1本30円のかしわ(1人3本まで)をはじめ肝串60円、皮串70円、チキン南蛮串140円などお値頃。ソーダ水で割るハイボールも自慢。この他、立ち呑み等の居酒屋を展開するわすれな草グループが大衆居酒屋「酒処つかさ」を開店。新鮮な魚など料理約80種や銘酒約50種を揃える。高級魚クエも売りでクエの造りやカマ焼き、雑炊などを格安の480円で提供。
寿司なら「牡蠣とワイン 立喰い すしまる」だ。2貫108円からというコスパ抜群の寿司を板前が目の前で握ってくれる。岩塩レモンやタバスコ、ウイスキーで食べるシェル牡蠣200円も名物。奈良の地酒「豊祝」醸造元の奈良豊澤酒造が直営する日本酒バル「蔵元豊祝」はこだわりの日本酒、肴を立呑みで提供。1杯260円~。
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