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第42回新製品発表会を開催/加藤産業

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消費者の不満解消に多彩な提案

盛況となった新商品発表会

加藤産業は1月17・18日の2日間、神戸国際展示場で「第42回2019春&夏の新製品発表会」を開催し、小売業や外食等の得意先約6000人が来場した。

今春の出展社数は460社(うち新商品255社)、出品数は4494品目(1546品)。品目別内訳は、常温310社(152)/3178品(846)、チルド・冷凍84社(71)/1046品(586)、酒類66社(32)/270品(114)。夏に需要が高まる商品群に対し、来店客が感じる不満を解消する新たな売り場作りを提案した。テーマ別の提案内容は次の通り。

「汗との格闘 真夏の旨辛総選挙」では、夏に売れる辛い料理・カレーに次ぐ人気メニュー・麻婆豆腐の訴求を中心にカレー以外の辛い商品を強化、特定の商品に偏らない売り場作りを訴求。

「ターゲット別!今年の乾麺つゆ売り場はこうでしょう!」では、麺つゆ人気の一方で乾麺市場の縮小に着目。年代別の需要確保に向けた提案では、若者層に〝映える〟をキーワードに、彩り豊かな素麺やパスタのような洋風メニュー。高年層には塩分控えめ等〝こだわり・健康軸〟の品揃え強化を推奨。50歳以下の世代には市場伸長が続く冷凍麺と専用つゆのクロスMDも提案した。

「日々の食事で夏バテ対策」では、消費者に十分浸透していない食事を通した夏バテの対策。夏に負けない身体を作る三大栄養素として、たんぱく質・ビタミンB1・ミネラルを含む商品、昆布や黒酢を使用したメニューなどを紹介した。

全国各地の食の魅力を発信する「ディスカバリーニッポン」では、地域のこだわりメーカー49社と各支店で推奨する取組メーカー24社を紹介。オリジナル企画のレタスクラブ連動コーナーでは、とっておきスイーツ&ティーをコンセプトとしたメニューを訴求。加藤産業ブランドとNBのコラボコーナーではキユーピー、J―オイルミルズ、日本製粉、フジッコ、キーコーヒーと展開。マギーコーナーでは無添加コンソメを使用した温野菜サラダなどを紹介した。

「Kanpy」では、世界各国の№1ブランドをコーナー化。3月19日発売のイタリア発「ベルトーリ」ブランドのエキストラバージンオリーブオイルや、イタリア№1トマトブランド「ムッティ」のトマトソース、スペイン№1ブランド「セルピス」のオリーブの実などを使用したメニューを訴求。オリジナル商品では新商品30品、リニューアル4品を紹介。さらに昨年の秋冬主要新商品を改めて紹介し、西宮なでしこプロジェクトコーナーも展開した。

グループ企業では、ケイ低温コーナーで「健康な身体作り:低糖質・高タンパクが鍵~たんぱく質食の勧め」として、ダイエット等で食事制限をする人や、小食になったシニア世代にたんぱく質の確保を推奨。「酒類」コーナーでは焼酎、ウイスキーの提案。品薄が続く国産ウイスキーに代わるシングルモルトウイスキー「オールド・プルトニー」の新商品(発売は1月下旬。新製品3、デザイン刷新1)を展示。また、女性向けにはお洒落なラベル商品やパーティードリンク等で癒しと刺激を訴求した。

なお、今年のトレンドでは、花椒のような「しび辛」商材や無添加等の「安心」商材、健康軸の商品群の中でも特に食物繊維やGABA、クエン酸等の「特定成分強調」商材を挙げた。

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