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管理栄養士に聞くインフルエンザ対策とは?/ユーグレナ

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腸内環境を整えることも大切

ユーグレナ(東京都港区)は、早くも感染拡大しているインフルエンザの免疫対策に関するアンケート調査を10月に実施した。ユーグレナ・マイヘルスとジーンクエストが展開する自分で出来る遺伝子解析の「遺伝子解析サービス」によると、日本人の5人に1人は、インフルエンザに感染しやすい体質だと確認されている。

そこで全国20~60代男女1000人にインフルエンザ対策の調査をした結果「手洗いうがいをする」(669人)がトップで、「マスクをする」(542人)、「睡眠を十分に摂る」(405人)、「バランスの良い食生活」(312人)と続いた。基本的な感染症・免疫対策について、知識が浸透している結果が出た。栄養素に着目すると「乳酸菌を摂る」(215人)、「ビタミンを摂る」(171人)、「食物繊維を摂る」(154人)、「たんぱく質を摂る」(145人)、「抗酸化物質を摂る」(54人)と続き、免疫対策につながる栄養素の認知も徐々に広がっているようだ。

東京慈恵会医大附属病院栄養部の濱裕宣部長は「免疫細胞は腸の中に多数存在しているので、腸内環境を整えることも大切。食物繊維や乳酸菌、免疫細胞の働き自体を調整するビタミンやミネラルなども有効で、免疫力が向上する成分として、タウリン、たんぱく質、ポリフェノールなども積極的に摂取すべき」と話す。

ビタミンBは、豚肉やレバー、アボカド、バナナなどに豊富に含まれるが、調理するなら茹でるより、焼く方が好ましい。長ネギやニラと一緒に食べると、アリシンという成分がビタミンB1の吸収率を高める効果がある。また、ポリフェノールはゴボウやチョコレート、紅茶に豊富に多く含まれているが、不安定な性質のため、摂り方にもひと工夫が必要。紅茶にはレモンを入れて酸性値を下げると性質が安定するらしく、レモンティーは理にかなった飲料と言える。

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