「iMUSE」ブランドから新商品
キリンホールディングスは「KW乳酸菌」を配合した機能性表示食品「iMUSE eye KW乳酸菌」を11月14日から通販サイト等で発売。KW乳酸菌配合のサプリメントで目の疲労感を軽減する新たな健康習慣を提案する。
近年、パソコンやスマートフォンの使用によるブルーライトの影響や目の酷使による目の疲労感を持つ人が増加する中、同社は世界で初めてKW乳酸菌に目の疲労感を軽減する機能があることを確認。この研究成果を10月5日に「日本神経眼科学会総会」で発表した。
KW乳酸菌はキリングループが健康機能性に着目し、長年研究を行っている乳酸菌で、元々はチーズから単離されたLactbacillus paracasei KW3100のこと。新商品は1袋(0.22g×60粒入)、税込3311円。機能性関与成分・KW乳酸菌の含有量は2粒(0.44g)あたり50㎎(500億個)。機能性関与成分が乳酸菌のアイケアサプリは世界初となる。
同日、都内で行われた研究発表会で、森田悠治R&D本部健康技術研究所主任研究員が、KW乳酸菌の目の疲労感を軽減するメカニズムを解説。KW乳酸菌が小腸でマクロファージ細胞(免疫細胞)を活性化し、その活性化されたマクロファージ細胞が放出するIL—10が、目の網膜細胞の傷害を抑制する(非臨床試験の結果から推定)。
森田氏は「目薬は主に目の角膜に対する外側のケアとなるが、KW乳酸菌は従来のアイケアのアプローチとは異なり、免疫を介して網膜への内側のケアを可能にした。今後はヒト試験によるさらなる効果検証や目の老化への応用などを検討したい」と今後の展望についても語った。
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