完全会員制で客とともに店を創造
WEBを活用したCtoCなどの新しい形の取引を創造するネットプロテクションズ(東京都千代田区、柴田紳社長)は、飲食後に代金を決められるポストプライシングサービスの提供を10月1日から開始した。
一般的には価格は商品の利用の前に発生するが、体験後に客自らが価格を決定し支払う全く新しい購買体験を提供することで食のエンターテイメント化の追求に挑戦。客とともに創る飲食店を目指す。
導入店舗はサンメレ(東京都杉並区、多治見智高社長)が同日に東京・中目黒に新規オープンした完全会員制レストラン「OND」。完全予約制でお任せのコース料理を提供する。会員費は1万2000円。ドリンク料金も含めて飲食後に価格を決定し、後日郵送される請求書で代金を支払うレジレス方式を取る。飲食の最低価格は0円から決められる。なお「あと値決め」は決済のオプションとして利用でき、望まない場合には特別対応としてクレジットカード決済も可能。
ネットプロテクションズではONDでの基本決済を年内は継続する考えで、実施状況を検証し年明け以降の対応を検討する。また現在、同決済方式はシェアリング・エコノミー、冠婚葬祭、リアルイベントなど約30企業との利用に向けた調整を進めている。
WEB先行記事