規格外食材を豊洲から仕入れ提供
飲食関連事業などを手掛けるMUGEN(東京都目黒区、内山正宏社長)は、規格外になった魚や野菜などの〝もったいない食材〟をおいしく調理して提供する新店舗「豊洲もったいないプロジェクト 魚治 中目黒」を6月1日にグランドオープン。
同店舗では「セリで売れ残った」「サイズが合わない」「傷がある」等の理由でおいしく食べられるのに年間10数億円の魚が廃棄さている現状に注目。毎日豊洲から直接仕入れ、日々変わる食材を活かして和食料理をメインに提供する。
お薦めメニューはオリジナルの「おこげさんど」シリーズ。骨立ちに時間がかかるという理由で敬遠される大きいハモを素材として使った「ハモ天おこげさんど」(500円)と、規格外のゴボウ、ニンジンを使った「きんぴら天おこげさんど」(450円)の2品。また「てま天」は少量のご飯に具材を乗せた一口サイズの手巻き寿司の天ぷら。〈いくら〉〈うに〉(300円)、〈まぐろ〉(250円)の3種があり、色とりどりで食べ比べても楽しい。
通常メニューももったいない食材を使った「鯖の味噌煮」(680円)、「魚メンチ」(280円)、日々変わる食材を生かした天ぷら各種(100円~)、「あさりのしぐれ煮」(380円)、「こぼれ寿司」(280円)、「カツオの刺し身」(680円)も揃える。すべてのメニューは持ち帰り可能。
店舗は中目黒駅から徒歩5分の中目黒高架下。周辺には地域に根差した鮮魚店がなく、魚の店頭販売も行う。魚の下ごしらえの仕方やおすすめレシピを紹介するなどコミュニケーションを図り、地域密着の町の魚屋のような居酒屋を目指すという。外には座席を設け1杯飲みができる気軽さも人気を呼びそうだ。
【豊洲もったいないプロジェクト 魚治 中目黒概要】▽住所:東京都目黒区目黒3-5-24▽営業時間17時~翌1時(ラストオーダー24時)▽定休日:無▽席数:23席(テーブル・カウンター)ほか個室(4人)
WEB限定記事