日本人初!イタリアのミシュラン一ツ星獲得の徳吉洋二シェフが実演
バリラジャパンはレストランなど業務用ユーザーらを対象に「Barilla PASTA PARTY」を10月2日、東京・渋谷のTRUNKHOTELで開催した。
バリラが世界で展開し最も多くを販売する「スパゲッティ №5」のリニューアルと、日本市場向け新商品「同 №4」の発売(9月2日)を記念し、ゲストシェフには日本人初のイタリアのミシュラン一ツ星を獲得した徳吉洋二氏を招きクッキングデモンストレーション、トークセッション等が行われた。
冒頭、ニックヒル・グプテ代表取締役駐日代表は、バリラの歴史を紹介しながら、同社の№1商品であるスパゲッティ№5を2年前に1.7㎜→0.08㎜太くしたことについて、「イタリアで素晴らしい成功を収めた」とし、日本市場専用で発売した№4(1.6㎜)への期待を語った。
また、堀込玲業務用営業課長が今回の商品戦略の狙いを説明。スパゲッティはイタリアでも家庭だけでなく、レストランで食べるガストロノミーな食材として進化してきた。そこではより食感の強いもの、小麦の香りがするものが提供される。そのために№5は0.08㎜とわずかに太くすることでレストラン品質に近づけた。また、日本市場でもイタリア料理が定着し、日本では魚や野菜との相性が良い1.6㎜が主流であることから、今回の発売に至った。
そして、参加者が最も注目を集めた徳吉氏のデモンストレーションは、同氏が関心を寄せるプラスチック問題やエコエネルギーといった「地球環境を守る」ことをテーマにした2種類のパスタを披露した。
「あさりのスパゲティ…と牛脂とサフラン」では、麺(№5)を大鍋で茹でるのではなく、塩水に2日間冷蔵庫で漬け置きすることでアルデンテ感を出す方法を採用。調理の直前にサッと茹でるだけで本格的なアルデンテのパスタに仕上がる。
また、3匹に1匹の割合でタラのお腹にプラスチックが検出されるニュースに衝撃を受けた同氏はレシピに応用。「NO PLASTIC」では、パスタ(№4)の上に昆布と寒天で作ったプラスチック様の透明なフィルムを載せて仕上げた。
さらに堀込氏とのトークセッションでは、集まった参加者にイタリアの現地で料理を学ぶ重要性を説いた。そして、日本ではそれを真似るのではなく、日本向けの料理にアレンジすることをアドバイス。グプテ社長もバリラが主催する料理競技会「パスタ・ワールド・チャンピオンシップ」(フランス・パリ開催/10月10・11日)の日本での予選への若いシェフの参加を呼びかけた。
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