全国の小学校50校で「おいしい!野菜チャレンジ2019」を実施へ
カゴメは放課後NPOアフタースクールと共同で、子どもの野菜嫌い克服を目指す連携子育てプロジェクト「おいしい!野菜チャレンジ2019」を6月から来年3月にかけて全国の小学校50校で実施する。これに先駆けた3月25日には、都内小学校でプレ企画が行われ、新3年生33人が参加した。
「おいしい!野菜チャレンジ」は昨年4月の立ち上げから12月までに当初の目標通り関東地区の20校で実施。行った学校からの評価も高く、複数の教育機関から問い合わせが来るなど高い関心を集めた。そこで2019年度はエリアを全国に拡大し、前年の2倍以上となる50校で実施する。
内容はプログラムのコンセプトである野菜をおいしいと思う食体験や楽しいと思える体験を通じて、子供たちが野菜を好きになるキッカケをつくる、五感を使った体験型食育授業。カゴメの社員が〝野菜先生〟となり、子どもたちは野菜に触れ、クイズ形式で楽しく、野菜の旬や成り立ち、栄養などを学ぶ。また「オリジナルジュース作り」では、グループワークを交えて数種類の野菜ジュースを混ぜ合わせ、味わいながらジュース作りにチャレンジする。参加希望校は放課後NPOアフタースクールのホームページで募集し、授業は約90分、定員最大40人。
今回参加した子どもたちは箱の中にある野菜を触って当てたり、クイズに正解するとガッツポーズで大はしゃぎ。オリジナルジュース作りでは、好みの味になるまで何度も混ぜ合わせる真剣な姿が見られた。
カゴメは野菜嫌いを克服するポイントに、①野菜嫌いな子どもには「無理なく」「少しずつ」②うれしい気持ちや喜びから食べ物が好きになることも③味付けや調理の工夫で野菜のクセをやわらげるーを挙げる。プログラムでは野菜の知見、野菜をおいしく加工する技術を活かし、楽しく野菜を食べることへの挑戦、達成感を得ることで子どもの野菜好きを育てたいと考えている。
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