世代超え愛される存在へ
商品事業本部
営業本部国内商品事業部商品開発部 参事
大石 由夏氏
【「果実実感ジャム」シリーズ】

―リニューアルの背景について。
明治屋が、初めてジャムを発売したのが1911年。以来、100年以上にわたりジャムづくりを続け、これから先、何世代も楽しんでもらいたいとの思いで2023年の秋から手掛けてきた。こだわったのは、「果実実感ジャム」ならではの〝つぶつぶの果肉の食感〟。事前調査で最もニーズが高いことが分かり、とことん追求した。
例えば、主力の「つぶつぶいちご」は、原料を世界約30カ国から探し、香り、色味、粒残り、配合の理想のバランスを求め、150回以上の試作を重ねた。その甲斐もあり、リニューアル後のいちごの含有量は従来比約112%の濃厚で果肉感いっぱいのジャムに仕上がった。いちごのおいしさをより引き出すために、糖度も45度→40度に下げた。
―反響はどうか。
いちごのほか、ブルーベリー、オレンジなど全7種類のジャムを同様にこだわって作り上げ、新「果実実感ジャム」は、従来品に比べ「おいしさ」「程よい甘さ」「果実の味の濃さ」「粒残り」で高評価を得ており手応えを感じる。
売れ行きも、明治屋ストアーでは、発売後8~12月の売上数量は前年同期比165%と、小瓶を中心に想定以上の伸び。一般量販店でも順調に配荷が広がっており、「ジューシーパインアップルジャム」といった、他にない珍しいフレーバーを知ってもらう機会にもなっている。
―今後の取り組みは。
「果実実感ジャム」は、日常使いのジャムとして、パン、ヨーグルトはもちろん、ブランドサイトには多数のレシピも掲載し需要喚起を図りたい。新フレーバーの開発も進めており、若年層の取り込みに向け産学連携も計画している。
長年のノウハウに裏付けされた、品質には自信をもっている。この先何世代にもわたり愛され、語り継がれていくジャムに育てていきたい。
2026年2月16日付