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東海営業本部が展示会開催/伊藤忠食品

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新レイアウト、肉タレ甲子園など新企画も好評

会場中央に配した「ストアDX」zone

佐藤太一東海営業本部本部長

伊藤忠食品は1月15、16日の2日間、2025年東海営業本部総合食品展示会「FOOD WAVE 2025」をポートメッセなごや3号館で開催。得意先、仕入先関係者ら約1,500人が来場した。

「時代を掴み、次代を創る~変わりゆく市場、広がる可能性~」をテーマに、665社のメーカーが出展した。会場は例年同様ながら、企画ブース・ゾーンの配置を大幅に見直し、来場者を迎えた岡本均社長も「例年よりも見やすくなった」と評価した。16日に会見した佐藤太一執行役員東海営業本部本部長は、「今年もメーカー様と一緒になって作った展示会。メーカー様幹部734人にも招待状をお送りした」と展示会の意義を強調した。会場は企画コマ7ゾーンと2コーナーで構成され、約900品の新商品を展示。今回会場中央に配した「ストアDXゾーン」は、小売業のバイヤーだけでなく、出展メーカーとのさらなる協業推進の思いが込められている。

今回、会場で賑わいをみせていたのがグロッサリーゾーンでの企画「肉タレ甲子園~旨タレ達の熱い夏~」。会場内で最大規模の試食コーナーとなった企画では、焼肉のたれの嗜好性・地域性に着目し、たっぷりの焼肉の試食で来場者のテンションを上げていた。また初日の午後には、想定を上回る反響から一時牛肉が品切れする場面も見られた。

来場者に大好評だった「肉タレ甲子園」

注目の春夏新商品はカテゴリー別に集約し、リニューアル品には「Re-Born」と名付けて展示。設置された3台のモニターではメーカーセールスの出演動画や広告でアピールを行った。さらにメーカーから応募のあった商品を展示する「推しの新商品」コーナーでは52品がクローズアップされていた。
グロッサリーではコラボマーケティング企画が来場者の関心を集めていた。ラーメン店監修商品を揃えたラーメンフェアや、飲食店監修商品、インフルエンサーやキャラクター商品。バラエティー商品、北海道、東海地区の商品など多彩。チューブ調味料をクローズアップした「チューバ―スタイル」企画、三河みりん、ウイスキーと清酒で楽しむマイボール提案など。
低温食品では、オリジナルの「凍眠凍結酒」「凍眠フルーツ」はもちろん、餃子フェスや五島軒監修商品などブランド商品を訴求。他にもデリカでは北海道と九州グルメ、背徳メシ、冷凍パンなど盛りだくさん。
ストアDXでは、小売業向け汎用コンテンツやリテールメディアなど、東海地区でも1,000台超(全国10,600台/2024年12月末)を設置したサイネージに注力。自治体との協業や、デリッシュキッチンとは人気レシピに着目したカフェ提案。そして、大陳コンテストなど販促施策も充実させた。
他にもソリューションゾーンでは、キユーピーマヨネーズ発売100周年をはじめとするアニバーサリー商品を集積。ローリングストックやロジスティックス、最後には出展メーカーが「2025年、これだけは売って欲しい商品」を集めたメーカー自慢の「我社の逸品」コーナー(約260品)で来場者を見送るレイアウトとなっていた。

なお、年末年始商戦について佐藤本部長は「12月30日、31日こそ店頭では大盛況だったが、年々、年末らしさが薄れている」と指摘。年間を通じて催事や企画の増加が影響していると分析した。なお同社の売り上げについては「計画通り順調に来ている」と語り、見直しを図った展示会の反響に期待を寄せていた。

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