姫路でそうめん・乾しいたけ無料配布
兵庫県乾麺協同組合(伊藤充弘理事長)は、七夕の7月7日を「播州そうめん・乾しいたけの日」としてサンプリングPRイベントを、JR姫路駅前のショッピングモール・姫路地下街グランフェスタで行った。
今年で10回目となるサンプリングイベントでは、播州そうめんと国産乾しいたけ普及をPRするために、無料配布の試供品1500個を用意。会場では午前11時の配布開始前から、イベントを楽しみに駆けつけた人が長い行列を作った。
会場を統括する瀬川徹副理事長は「小麦粉など原料の高騰は続いているが、販売状況は今のところおおむね良好。出荷も好調だ。輸出も欧州やアジアなど、順調に推移している」とコロナ禍脱却後の状況を説明した。
一方、同会場の地上の姫路駅北駅前広場では、兵庫県手延素麺協同組合(井上猛理事長)が「揖保乃糸そうめん祭り」を開催。冷やしそうめんや、カゴメ基本のトマトソースコラボのトマト素麺などの試食会や、揖保乃糸そうめん製造工程の作業実演も行われた。
視察に訪れた井上理事長は、「天候不順や価格改定、内食から外食への変化が要因で、スーパーも売り上げが厳しい。奮闘はしているが、最終的な目標数字の92~93%で着地しても仕方がない」と6月以降の売上について説明。また「ギフトも出足が悪かったが、今は戻っている。人口減少等を考えれば、後ろ向きに考えなくても良いだろう。品質重視を貫き、今年も最後まで売り抜く」と、今夏のラストスパートをかける。
WEB限定記事